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5月の映画短評/(映画)

2014年 06月12日 23:56 (木)

 5月も多忙で、あまり映画を見られず。

 しかし、親しい人の勧めで見た初見の2作がよい作品でだったので、数を見られない分を補って得した気分。とくに『ハリーとトント』は、この先もなんども見るだろうなと思う、良質のロードムービーだった。


【評価】
★★★(必見)
★★ (まずまず)
★  (ヒマならどうぞ)
(初) (初見の作品)

■『ハリーとトント』/★★★(初)
 40年も前の作品ながら、ここで描かれる、老い、家族、孤独、死などは、2014年の日本にダイレクトに通じる重いテーマだ。NYからシカゴ、そして西海岸を目指す長い旅路のなかで、ハリー老と愛猫トントの前を、さまざまな人々が通り過ぎて行く。あくまでサラリとした出会いと別れが魅力の、良質のロードムービー。なんどでも見たい名作だ。

■『グラン・トリノ』/★★★
 戦場でのトラウマを抱え続けて生きてきた頑固な老人と、アジア移民の家族との出会い。少年やその姉との交流で、老人のかたくなな心も少しずつ開かれていく。しかしそこに影を指す理不尽な暴力と、その報い・・・。派手なアクションも、動き回るカメラワークも、騒々しいBGMもない。カメラは淡々と、人々の変化を見つめる。本当の強さとは、やさしさとは、誇りとは何かを考えさせてくれる。これが本物の映画だ!

■『ハンガー・ゲーム2』/★(初)
 メリケン版バトルロワイヤルのパート2。今回は若者たちの殺し合いよりも、むしろそのような理不尽な体制に対するレジスタンスが、ストーリーのメインとなる。前作をみていないとあまり楽しめないかも。性格俳優だったフィリップ・シーモア・ホフマンは、これが遺作となった。

■『恋は魔術師』/★★(初)
 カルロス・サウラとアントニオ・ガデスのコンビによる、スペインミュージカルの傑作。ざっくり言えば、スペイン版牡丹灯篭。ダンスにはまったく疎い私だが、アントニオ・ガデスの巨大な円柱のごとき体軸の通りかたは、一見の価値あり。ジプシーの情念を感じさせる音楽も魅力。ティオペペを飲みながら、鑑賞したい佳作。

■『座頭市 鉄火旅』/★★★
 あと一人斬ると、仕込みが折れる・・・。自慢の逆手念仏逆さ斬りを封じられた市の運命やいかに! 初代水戸黄門が、わけありの刀鍛冶を好演。水前寺清子が意外にかわいい(笑)。そしていよいよ、破折覚悟の最後の抜刀。その結果は・・・、見てのお楽しみ。

 おまけ。

▲イーストウッド御大自身の歌声が渋い・・・

 (おしまい)

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