FC2ブログ

05月 « 2020年06月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 07月

杖の手之内と左太刀/(武術・武道)

2014年 05月13日 17:03 (火)

 この春から、新たに杖を学んでいる。

 棒や杖に関しては、これまで空手道の併習武術としての宗幹流系統の六尺棒を、また古流ではT流の形をほんの少し学んだ程度である。

 私が学んだ六尺棒の形は、手之内の持ち替えがなく、右構えだけで(当然ながら、体の入れ替えはある)攻防をするというものだった。

 このため、現在学んでいる杖の手之内の持ち替えは、たいへん新鮮で興味深い。

 ちなみに私のような、古狸のひねくれた武術・武道人が「新鮮で興味深い」と書いたときは、「難しくて、難渋しているい」と読み替えていただきたい(爆)。

 いやまったく杖の手之内というのは・・・、難しいねえ。

 特に体動・運足とともに持ち替えて遣うと混乱する。単なる素振りレベルでもだ。

 もっとも古流の棒術や杖術では、こうした手之内の変化というのは普遍的かつキモとなる技術であるからして、マジメにコツコツ、体になじませていくしかあるまいね。


 また、こうした杖の手之内の基本を稽古して思ったのは、

 「これは左太刀の稽古になるな」

 ということである。

 左太刀といえば、新陰流の九箇之太刀「必勝」や 奥義之太刀「添截乱截」が有名だが、柳生心眼流にも小太刀や剣術に左太刀の業がある。さらにいえば、新陰流の「必勝」は、もともと新当流の業だったということであり、古い時代、左太刀はそれほど珍しい遣い方ではなかったのだろう。

 往時はそれほど珍しい業ではなかったが、今となっては突飛な業になってしまったという意味では、飛刀術と同じようなものともいえるかもしらん。

 過日の合同稽古でご指導いただいた、戸山流の短槍術の稽古でも感じたが、こうした杖や棒、槍などの操作における手之内の変化は、稽古としてなかなかに面白いし、結果、剣術の左太刀の鍛錬にもなる。

 何事も経験し、鍛錬してみるものだと、齢四十五にして、改めて実感した次第。

 (了)
関連記事
スポンサーサイト