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「愚者」たちの夜会/(身辺雑記)

2014年 04月30日 22:00 (水)

 先日、ようやく大物の書籍の初稿を書きあげる。

 これで3月以来の多忙も、大きな峠を超えた感じだ。しかし、これから10日間の間にインタビュー記事を4本書かねばならぬ。つまり私のところには、黄金週間なるものは来ないらしい(苦笑)。

 とはいえ、1年がかりの大物の原稿(約200ページ)を書き終えたので、少し気持ちに余裕ができた。そこで一昨日、都内でインタビューの帰りに、紀伊國屋書店さいたま新都心店で開催中の「世界のトランプ・タロットフェア」に立ち寄ってみた。

トランプタロットフェア
▲写真は紀伊國屋書店さいたま新都心店のHPより。書店内で、無断撮影をしてはいけません・・・


 3年前の引越しのドタバタで、マルセイユ版のデッキを1つ失くしてしまったので、良いものがあれば買いたいなと思っていたのだが、残念なことにスタンダードなマルセイユ版(グリモー版やニコラ・コンヴェル版)のフルセットは、すでに売れてしまったのか見当たらなかった。

 ま、買い物も縁である。

 手に入らないということは、「縁が無かった」というべきか。



 タロットというのは、占術や自己啓発の道具であると同時に、コレクションとしての楽しみもある。といっても、私などは数デッキ持っている程度なのだが。

集合
▲0番の「愚者」いろいろ。おや? ひとり、違う人が紛れ込んでいるような・・・


アクエリアン
▲イケメン風の「愚者」(アクエリアン・タロット)


エッティラⅢ
▲古典的道化師風(エッティラ版)


ドイツライダー
▲鼻歌をうたいながら足元も見ずに断崖絶壁を歩く愚かな人。とても他人とは思えない・・・(ドイツ・ウエイト版)


ママンミユキ
▲犬の表情が、また味わい深い(mamanmiyuk版)


タロットクラシック
▲元祖ヘタウマ系。犬のセリフは、「カンチョー!」であろう、たぶん(タロット・クラシック)


1JJ
▲個人的には、この人が私の一番の贔屓である。「こんなん出ました!」という感じのドヤ顔が、なんとも馬鹿っぽくていい(1JJ版)


GD.jpg
▲魔術結社の「愚者」は、やはりひと味違う(ゴールデンドーン・タロット)


 「愚者」というカードは、ある意味でタロットの象徴ともいえる、たいへん興味深いものだ。彼の愚行の先には何があるのか? そもそもそれは本当に愚行なのか? あるいは深淵な無知の知なのか?

 ミステリアスなタロットのなかでも、ひときわ意味深な1枚が、この「愚者」である。

 もっとも、妙齢のお嬢さんに依頼された恋愛占いでこのカードが出たら、人生の荒波にもまれてきた初老の占い師としては、「馬鹿なことは、おやめなさい・・・」と優しく諭すであろう(笑)。


 ちなみに、最初の写真で愚者たちの夜会にまぎれこんでいたのは、この人である。

 魔術師
▲「タロット・クラシック」の1番「魔術師」


 愚者に化けて夜会に忍び込むとは、さすが魔術師だな。

「22枚の大アルカナは、象徴的で寓意的なカードであり、永遠に不変でいながら各瞬間に変化し、人間に影響している物質的、精神的な力を描き、再生している」(S.R.カプラン)

 (おしまい)
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