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未必の故意による感染拡大は、いまや犯罪だ!/(医療・福祉)

2009年 01月30日 11:09 (金)

 過日、都内某所で行われた、医療施設経営者や医師向けのセミナーを取材した。

 収容300名の会場は、ほぼ満席で、講演内容に対する関係者の関心の高さがうかがえる・・・。と、まあ、そのセミナーの内容については、たいへん専門的なものであり、わざわざこのブログで書くような内容ではない。

 DPCに関する調整係数とか、武術・武道人には、関心ないであろう。

 そこで私が気になったのが、「咳」なのである。



 先週あたりから、インフルエンザの流行が、全国で急速に広がり、その規模はすでに昨年の流行レベルを超えているとか。おまけにインフルエンザに効果のある薬剤・タミフルが聞かないソ連A型が、急速に蔓延しているという・・・。

 ウイルスや細菌と薬剤=人類とのいたちごっこは、果てしない・・・。



 ところでインフルエンザは、飛沫感染をする。つまりウイルスが咳やくしゃみなどで周囲に飛び散り、それに接触し、ウイルスを吸引することなどによって感染する。

 なお、無風であれば、ウイルスが咳などで飛散する距離は90㎝~2m程度だといわれる。ここが、空気感染する結核などと、インフルエンザが大きくことなる点だ。つまり、インフルエンザの流行は、ウイルスの飛散を抑制することで、かなり防止することができるわけである。

 もっとも、インフルエンザの場合、感染者に熱発などの自覚症状が現われる24時間前から、ウイルスは感染者の体内で、急激な増殖を始めているので、無自覚にウイルスを拡散させてしまう行為を完全に防ぐのは難しい。しかし、少しでも感染・発病の兆候を感じたら、治癒のために自身が安静に務めるのはもちろん、他人にうつさないように、最大限の配慮をする必要がある。


 ところがどうも、「人にうつしてしまう」ことに、無頓着な輩が多い。「たかが重い風邪」くらいの意識だからであろう。たしかに、体力・気力が充実している青年・壮年にとっては、インフルエンザも、「重症の風邪」くらいなのかもしれないが、虚弱な高齢者にとっては、インフルエンザは「死の病」なのだ。

 考えてもみたまえ。毎年、冬になると、特別養護老人ホームや老人保健施設などで、インフルエンザによる高齢者の死亡事例が頻発することを。高齢者の死因のトップは、肺炎なのだ。

 「てめえらのばら撒いたウイルスで、年寄りがばたばた死ぬんだよ、このバカチンが!」っと、非難してよいかと思う。


 さて、そこで、冒頭のセミナー会場に戻る。

 定員いっぱい、300人がひしめく会場。4時間に及ぶ集中的な講演中、そこかしこで、ゲホゲホ、ゲホゲホしてるのである。

 それが、「しわぶき」とかいうレベルなら問題ないのだが、あきらかに連続的な「咳」なのだ。しかも、ゲホゲホしている奴は、たいがいマスクをしていない。

 菌まくな! 菌を!(正しくはウイルスだが、まあゴロのよさの問題だ) 

 このセミナーを聴講しているのは、我々報道関係者以外、すべて医療関係者である。さらにその中には、医師も多い。それが、この時期のインフルエンザの感染拡大防止に関して、このレベルなのだよ・・・。

 そりゃあ、医療・福祉施設内であるにもかかわらず、ばたばた年寄りが死ぬわなあ。

 この調子で、H5N1が日本に上陸した日にゃあ、いったいどうなることやら・・・。



 結局、日本人の危機管理意識=最悪自体想定能力のレベルの低さは、J・H・ドーリットル中佐の東京空襲のころから、な~んも変わっていないということなのか。

 手痛い一発をくらってから、ようやく己の至らなさに気づくと・・・。  
 
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