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ある日の一人稽古~柴真揚流柔術/(古流柔術)

2020年 03月13日 02:25 (金)

 今晩は柴真揚流の稽古。

 本日は、ちょっと遅い時間までバタバタしていたので、有酸素運動と筋トレは省略。

 代わりに、ウォ―ミングアップ&クールダウンに四股を踏む。

1.準備運動/四股50回(約2分)
2.柴真揚流柔術(30分)
・表早業居捕/左巴、右巴、左車、右車、両手捕、片胸捕、両胸捕、柄捌、巌石、横車、飛違、両羽捕、石火、袖車、御使者捕、真之位、二人捕、以上17本
・打ち込み稽古/表早業立合投捨の馬手捕、弓手捕、巌石落の各形の動きで、当身台に拳足や頭突き等を打ちこむ。
3.整理運動/四股50回(約2分)

 以上、合計35分。 

2001_柴真揚流_左巴(裏)


 柴真揚流はもとより日本の古流柔術の多くは、捕と受の2名で行う形稽古(相対稽古)が修行の根本となる。

 このため、柳生心眼流兵術のような特殊な例を除いて、多くの場合、一人稽古がしにくいのが柔術のマイナス面だ。

 しかしこれは、組太刀を稽古の根本とする古流剣術も同様であり、相対稽古を補完するための日常における一人稽古をどのように行うのかについては、修行者の工夫や見識が問われるところでもある。

 私の場合、柴真揚流の一人稽古では、当然ながら居捕でも立合でも受けを取ってくれる相手がいないので、相対形での捕(あるいは受)の動きを単独で、丁寧に繰り返す。

 それにしても、柔(やわら)の相対形の動きを一人で繰り返すというのは、なんとも手ごたえの感じづらいものだ。

 しかし柴真揚流の場合、当身で「当て倒す」という形=業が多く、ある種、空手道の約束組手に近い感覚なので、比較的一人稽古がしやすいともいえる。

 また、「袖車」や「真之位」といった締め技系の形、あるいは捨身投げの形などについても、その動きを自分一人で繰り返すのは、けして無駄な稽古ではない。

 手控えを確認しながら、何度も何度も繰り返し、一人稽古で形の動作を体にしみ込ませることは、必ず相対稽古あるいは乱取り等でも活きてくる。

 いわば、シャドーボクシングのようなものだ。

 さらに、これに加えて私は補助的鍛錬として、当身台への打ち込み稽古も適宜行っている。

 形の動きに準じながら、畳とマットを組み合わせた当身台に、拳足や頭突き、あるいは肘当てなどを打ち込むのである。

200312_柴真揚流_当身1


 なお、打ち込み稽古で注意すべき点は、拳足などを固めることが目的ではないということだ。

 あくまでも、物体に拳足等を打ち込む当て心地(感触)を感得することが目的である。

 さらにこれは私見ながら、こうした当身の打ち込み稽古は、特に拳での当身に関して、柴真揚流特有の腰のキレと体幹の力積を活かした当て方=威力の養成につながると考えている。

 同様に柴真揚流で多用する蹴足の当身についても、形稽古ではどうしても全力で蹴り込むことができないので、当身台でしっかりと、「身の内1~2寸」に蹴り込む鍛錬をしておかなければならない。

200312_柴真揚流_当身2


 繰り返しになるが、柔(やわら)の稽古はあくまでも相対での形稽古が主体である。

 それだけに、一人稽古はなかなかやりにくいものであるが、工夫を凝らして取り組んでいくことが重要だ。

 (了)
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