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柴真揚流における、当身の威力の源泉/(古流柔術)

2020年 02月22日 04:11 (土)

 晩酌の後にそのまま寝てしまい、目覚めると深夜2時過ぎ。

 いかん、今晩はまだ稽古をしていない・・・。

 そこで寝ぼけ眼で稽古着に着替え、本日は柴真揚流の稽古。

 表早業立合投捨を1本目の「馬手捕」から15本目の「三人捕」まで、丁寧におさらい。

 動きの中での「気合の大事」に留意しつつ、顔別・水月・雁下・電光・釣鐘・高利足といった「殺」の部位をしっかりと意識しながら形を取る。

 次いで当身台に対して、形の動きでしばし打ち込み稽古。

 特に拳での当身については、体幹の力積を活かした威力の伝え具合に注意する。

 ここのところ、柴真揚流の当身の威力=打撃力の源泉は、一文字の構えにあることを強く実感している。

 この構えをきちんととることで腰のキレが生まれ、かつ体幹の力積をしっかりと拳や蹴足に伝えることができるように思う。

 若いころ、柔(やわら)の稽古で一文字の構えを教わった際には、この構えの重要性というのがさっぱり理解できなかったのだが、最近、当身はもとよりその他の柔の術技においても、この構えの大切さを強く感じている。

2002_警視流拳法
▲一文字の構え。『柔術練習図解 : 早縄活法 一名・警視拳法』井口松之助 編より



 また、これはあくまでも私個人の感覚的認識なのであるが、柴真揚流の当身、特に拳での当身については、空手道における「山突き」が、非常に重要な示唆を与えてくれている。

 たとえばバッサイ大の後半で3回続けて行う山突き。

 これの分解を、上段突き受けと中段裏突きの同時動作とする。

 この、ショートレンジでの中段裏突きを、親指を握り込んだ拳で行えば、それはまさに柴真揚流柔術における拳での当身そのものである。

 これはまあ、技術として直接的な歴史的関連性の無い、

「武術的なシンクロニシティ」

 なのだけれども、空手道のバッサイ大の「山突き」が、私にとって柴真揚流の当身の理解に、たいへんに大きな示唆を与えてくれたことは間違いが無い。

 さらにいうと今から15年ほど前、競技組手では全く使われることのない「形骸化した技」である空手道の山突きについて、武術的・護身術的な有用性を教えてくださったのは、G流空手道のS先生だった。

 このS先生の教えがあったからこそ、柴真揚流の当身と空手道の山突きに関する武術的なシンクロニシティに気づくことができたことは、ここに改めて記しておく次第である。

黒帯会特別合宿
▲今から15年ほど前、G流の黒帯合宿にて、S先生より直接ご指導をいただいた際のひとコマ



 表早業立合投捨のおさらいの後は、居捕1本目の「左巴」について、表の形に加えて裏と裏々の形を復習。

 最後は柴真揚流独自の小太刀居合である「素抜」を抜いて、今晩の稽古は終了。

 その後、この文章を書いていたら、もうこんな時間である。

 明日(いや、すでに今日だ・・・)は翠月庵の定例稽古だ。

 新型肺炎対策としても、早く寝なければ・・・(苦笑)。

 (了)
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