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剣術における接触技法~柳剛流と柴真揚流から/(武術・武道)

2020年 02月16日 18:32 (日)

 昨日は翠月庵の定例稽古。

 本来、最も寒さが厳しいはずの2月中旬にもかかわらず、まるで3月か4月のような暖かい陽気は、快適というよりもいささか気持ちが悪い。

 向こう12年間、週末ごとに野天で稽古してきた者として言えるのは、確実に気候変動が進んでいるということだ。

 にもかかわらず、気候変動への対応を世界の大人たちへ厳しく問うているグレタさんのような少女を、一部の大人たちがしたり顔でバカにし、SNSなどで揶揄や罵詈雑言を繰り返しているのは、実に醜い心根だと思う。

 そういう、いい歳をした大人の醜い心は、必ずその人の顔に「悪相」として出ているものだ。

 易者が言うんだから、間違いない。

 一方でグレタさんも、たとえばマララさんのように、もう少し意識的に柔らかい表情を心がけると良いかと、人相見のおじさんは思うよ。

 閑話休題。



 さて、稽古は警視流立居合から。

 初学の皆さんも、ようよう大まかな形の動きは覚えてきたので、細かな動作を丁寧に修正する。

 刀の抜き差しから足の運び、身体の動かし方など、こまごまとした所を注意し、一つひとつ手直しをする。

 動作の一挙手一投足にいちいちダメ出しをするのは、意地悪な小姑のようで、教える側もけして楽しい事ではない。

 しかし、特に初学の人はこの時期に正しい刀の操法を身につけておかないと、後々で苦労することとなるので頑張ってほしいものだ。

 1時間ほど立居合を抜いた後は、柳剛流剣術の基本稽古。

 素振りからはじめ、備之伝、そして相対しての打込み稽古では、私が元立ちとなり上段・中段・下段(脚斬り)への三連打を徹底的に繰り返す。

 形稽古に比べると、こうした基本稽古は地味で人によっては体力的にもきついかもしれないが、ここで剣の地力を養っておかないと、その後の形稽古が単なる手順をなぞるだけの、殺陣や踊りのようなものになってしまう。

 およそ1時間、みっちりと基本稽古を行った後は、いよいよ柳剛流の形稽古だ。

 初学者は切紙の「右剣」を、ベテランは剣術~突杖~長刀(なぎなた)までのそれぞれの形を遣う。

 またベテラン陣には、柳剛流剣術の目録・柳剛刀の一手である「相合刀」の参考として、同じように接触技法が業の眼目となる柴真揚流の剣術「無想」という形を解説・指導。

 より深く、剣術における体術的な接触技法を理解してもらうことに努めた。

1805_柳剛流_相合剣
▲接触技法で相手を地面に倒し、その上で止めの斬撃を加える、柳剛流剣術「相合刀」



 こうして3時間の定例稽古は、あっという間に終了。

 来週も、頑張りましょう!

 (了)
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