FC2ブログ

05月 « 2020年06月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 07月

「安倍大恐慌」という時代を生きる/(時評)

2020年 02月06日 08:41 (木)

 報道によれば、

「働く50代男女の80%以上が『定年後も働かなければ不安』と感じ、4人に1人が『貯蓄していない』と民間の調査に回答していることが5日、分かった」

 という。

「働く50代、4人に1人貯蓄ない」2020年2月5日/共同通信
https://this.kiji.is/597665115047363681?c=39550187727945729


 一方で、昨年の消費税増税の影響で、山形県では320年の歴史を持つ百貨店が倒産し、首都圏ではスーパーマーケットやドラッグストアの売り上げが、軒並み落ち込んでいるとのこと。

「山形・百貨店大沼が自己破産 190人解雇、320年の歴史に幕」2020年1月28日/河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200128_53013.html

「『いなげや』営業利益4割減が示す『安倍大恐慌』の始まり。消費増税でスーパーも火の車 」2020年2月5日/MONEY VOICE
https://www.mag2.com/p/money/888618



 「今だけ、金だけ、自分だけ」(by東京大学大学院/鈴木宣弘教授)の安倍政権による悪政の影響が、ここまで如実に我々の暮らしを直撃しているというわけだ。

 一方で、私のようなフリーランスの個人事業者は、将来受給できる年金(国民年金)も、現時点での試算で満額の場合、月々僅か6万5,000円だ(ちなみにサラリーマンの場合は厚生年金なので、夫婦世帯で平均毎月約22万円となる)。

 しかし現代の日本社会で、例えば首都圏の場合、わずか6万5,000円の年金収入では、家賃にすらこと欠く金額である。

 しかも、10年後、20年後も、この「満額」が受給できる確証はない・・・、というか「マクロ経済スライド」という制度によって、現時点での満額よりも減額されることが強く予想される。

 つまり、我々のような都市部在住の自営業者の老後は、年金収入だけでその他の資産や貯蓄が無い場合、死ぬまで働き続けるか(それも、仕事があればの話しだが・・・)、そうでなければ生活保護確定というわけだ。

 では、年金生活に向けて、どれくらいの貯蓄額が必要か?

 金融庁の試算では2,000万円、総務省のデータを元にした試算では、3,000万円くらいは必要になる。

 詳しくは私が執筆した、

『これ一冊で安心! 高齢者施設の費用・選び方・手続きのすべて』(ナツメ社)
https://www.natsume.co.jp/books/12295

 を参照されたし。

2002_著作
▲足掛け2年がかりで執筆し、ようやく今年1月10日に出版されたばかりの新刊



 社会の弱者をひたすら踏みにじり続ける、悪夢のような安倍政権のもと、貧富の差が決定的に拡大し格差が固定され、社会が分断された「安倍大恐慌」という今、そしてこれからの時代。

 どのようにして生き残り、日々の暮らしをつないでいくか?

 資産もまとまった貯蓄も無く、退職金も雇用保険も無い私にできるのは、今この時から1円単位で生活費を削り、100円でも1,000円でも貯蓄をしていくこと。

 そして1日でも健康寿命を延ばし、病気になったら長患いをせずに速やかに死ぬこと(安楽死や自殺といった方法も、検討せねばなるまいね)を期待するぐらいしか、方策が無い。

 一生懸命働いてまじめに税を納め、良き社会人として歳を取ってきた人たちが、心ならずも、

「早く死にたい」

 と、願わざるをえない、21世紀の日本社会。

 まさに、「地獄は一定すみかぞかし」ということか・・・。


「入れ物がない両手で受ける」
(尾崎放哉)


 (了)
関連記事
スポンサーサイト