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柴真揚流の当身は「ソフトポイント」/(古流柔術)

2020年 01月31日 02:10 (金)

 昨日は空手の稽古だったので、今晩は柴真揚流の稽古。

 空手をやると、その反動(?)で柴真揚流の稽古がしたくなるのである(笑)。

 まずは柔術表早業立合投捨を、1本目「馬手捕」から15本目「三人捕」までおさらい。

 ゆっくりと業の要諦を確認しつつ形を取り、次いで同じ形を「気合の大事」を踏まえて繰り返す。

 この、「気合の大事」を踏まえながら形を取るというのが、なかなか身体的な負荷の高い稽古となる。

 次いで、当身台への打込み稽古。

 柔術の形の動きで、顔別、水月、電光、雁下といった「殺」に、拳や頭突き、肘当、蹴足を打ち込む。

 特に拳での当ては、念入りに当て具合を確認しつつ打ち込むことを心がける。

 柴真揚流の拳での当身は、空手道とは全く異なる拳の握りと身体の遣い方で打ち込む。

 このため最近では、柴真揚流の打ち込みの方にすっかり身体がなじんでしまい、昨日の空手の稽古では拳をしっかりと握り込むことに非常に難渋した(苦笑)。

 また、当身台に拳を打ち込んでいて思うのは、同じ拳での当身でも、空手の正拳突きは射撃で用いる弾丸で言うところの

「フルメタルジャケット」

 であり、一方で柴真揚流の柔らかい拳での当身は

「ソフトポイント」

 のような、それぞれ異なる打撃効果があるのではないかと、ふと思った。

 そういう意味では、柳生心眼流の拳は

「ホローポイント」

 というところか。

2001_柴真揚流_当身
▲親指を握り込んだ柔らかい拳で至近距離から打突する、柴真揚流の当身



 打ち込み稽古の後は、柴真揚流の剣術を復習。

 「陽炎」から「取先」まで、5本の形を打つ。

 次いで柴真揚流の棒の形を、「抄当」から「捨身当」まで7本。

 最後に、柴真揚流独特の小太刀居合の形(素抜)3本を抜いて、今晩の稽古は終了。

 こうして、柔術、剣術、棒、小太刀居合と、ひと通り稽古をすることで、改めて総合武術としての柴真揚流柔術の魅力を実感した次第。


ソフトポイント(soft point)
弾頭先端がギルディング・メタルで覆われておらず、鉛が剥き出しの弾丸。命中すると柔らかい鉛により弾頭が激しく変形・破砕し、目標内部で運動エネルギーを効率的に伝えることにより、致命的なダメージを与える。弾丸が破砕するため貫通力は低い。(ウィキペディア「弾丸」より)


 (了)
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