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寒風を斬る!/(武術・武道)

2019年 12月21日 22:32 (土)

 本日は、翠月庵の定例稽古。

 今回は初学者が2名参加のため、また我が野天稽古場は12月らしいかなりの寒さだったこともあり、まずはみっちりと素振りを行い、身体を温める。

 右晴眼から左上段、そして真向正面切りという二足一刀の正面斬りを、天地も裂けよとばかりの掛け声をかけながら繰り返すと、すぐに師走の荒川沿いを吹く寒風も気にならなくなってくる

 素振りで十分に体が温まってきたら、次は柳剛流の備之伝を指導。

 柳剛流剣術の15の構えについて、それぞれの構えの意味や太刀筋について説明しながら、正しい構えが取れるよう指導する。

 次いで、初学者に日本刀の取り扱いと抜き差しについて習熟してもらうことを主な目的として、警視流の立居合を指導。

 入門2日目のF氏には私が、2カ月目のI氏には師範代のY氏についてもらい、それぞれマンツーマンで指導をする。

 半刻ほど警視流を抜いた後、少し体が冷えてきたので、今度は柳剛流の長木刀に持ち替え、2人一組で打ち込みの稽古。

 私とY氏が打太刀、I氏とF氏が仕太刀となり、上段から鬢、二の腕、脛への切返しを繰り返すと、再び体が温まってくる。

 ここでF氏は、所用により退出。

(ちなみに当庵は、稽古時間内であれば参加も退出も自由である)

 そして稽古後半、私とY氏は、柳生心眼流の組形を、「表」、「中極」、「落」の21ヶ条まで交代しながら取る。

 途中、中極の組形で、Y氏の重当てが効きすぎ、私はしばし悶絶。

 中極の重当ては飛び込みながら当てるので、特によく効くなと実感する。

 ま、私が普段から、「当身はできるだけちゃんと当てなさいね」と指導しているので、いいんだけれどもさ(笑)。

 稽古終盤は、柳剛流の居合を指導。

 I氏には、当初は1本目の「向一文字」と5本目の「切上」の2本を指導したのだが、のみ込みが良いので2本目「右行」、3本目「左行」、4本目「後詰」も一気に指導。

 3人で1本目から5本目まで、ひと通り居合を抜く。

 柳剛流居合は、跳び斬りの地力を養うための鍛錬が大きな目的の形だけに、形の動作を覚えた後は、倦まず弛まず形を何万、何十万回と繰り返し、それによって「柳剛流の体」を作ってほしいと思う。

171014_柳剛流居合
▲座位での跳び違いを繰り返すことで、跳び斬りができる「体を作る」ことが、柳剛流居合の鍛錬の大きな目的だ


 さて、いよいよ来週の稽古で、翠月庵も稽古納めだ。

 いよいよ暮れも、押し詰まってきた。

 (了)
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