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それぞれへの指導/(武術・武道)

2019年 12月15日 10:20 (日)

 昨日は翠月庵の定例稽古。

 前半は、本日から入門したF氏に、着装や礼法、立ち方や素振りなどについて指導する。

 師範代のN氏やS氏も共に、初心に帰ってF氏への指導内容を一緒に行ってもらう。

 私自身も、こうした武道経験のまったくない入門者への指導によって、

 「立ち方とは?」

 「構えとは?」

 「素振りとは?」

 といった、武芸の根源的な部分についてのふり返りができる。

 それにしても、これまで翠月庵で柳剛流を学ぶ人は、いずれも他流の師範や有段者だった。

 このため、ある意味で教える私も楽であったのだが、武道経験のない初心者への指導というのは、指導する立場からすると、たいへんなことなのだなと、しみじみ思う。

 一方で、こうした初心者というのは、いわば真っ白なカンバスのようなものであり、ゼロから柳剛流の色に染めていけるという点で、やりがいのあることでもある。

 いずれにしても翠月庵では、経験者も、未経験者も、それぞれの素養や経験に合わせて、丁寧な個別指導をしていこうと思う。

  *  *  *  *  *

 稽古後半。

 まずはS氏を仕太刀に、柳剛流剣術を「右剣」から「相合剣」まで合わせる。

 杖道師範で、J流薙刀術、柔道、空手、それぞれの有段者でもあるS氏の剣風は、良くも悪くも非常に攻勢的だ。

 このため、四尺四寸二分の長木刀を振るう仕太刀の脚斬りの激しさに、打太刀を執る私も時折、ヒヤッとさせられることがある。

 柳剛流における脚斬りの実践性を、改めて実感させられる瞬間だ。

 続いてS氏を仕太刀に、柳剛流長刀(なぎなた)を指導。

 「左首巻」から「上段切留」まで、7本の形を打つ。

 一般的な薙刀とは異なり、飛び違いながら7尺以上の長刀を振るう柳剛流長刀の動きは、簡単なものではない。

 その辺りの口伝を丁寧に伝えながら、指導に当たった。

 次いでN氏には、柴真揚流柔術の剣術形と棒の形を指導。

 剣術は「陽炎」から「取先」までの5本、棒の形は「抄当」から「返当」までの3本を丁寧に繰り返した。

 庵主としてはこの後、自分自身の稽古という意味でも、N氏を相手に柴真揚流の表早業居捕と立合投捨の稽古がしたかったのだが、まことに残念がなら時間の関係でそこまでできず。

 稽古・指導する内容が増え、門人の数も多くなってくると(といっても、10人足らずの少人数だが・・・苦笑)、指導中心でなかなか自分自身の稽古ができなくなるのが悩みどころだ。

 ま、それはそれで、贅沢な悩みということか・・・(笑)。

1705_松代演武_柳剛流左剣
▲柳剛流剣術 「左剣」での脚斬り

 (了)
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