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柴真揚流の「真之位」/(古流柔術)

2019年 11月08日 01:59 (金)

 深夜、業務終了後、有酸素運動と筋トレのメニューをこなし、その後、半刻ほど柴真揚流の稽古。

 「馬手捕」から「三人捕」まで、表早業立合投捨15本をおさらい。

 さらに、今週末の翠月庵で指導する予定の、表早業居捕の「袖車」と「真之位」を丁寧に繰り返し、その要諦を確認する。



 「真之位」は、柴真揚流の親流儀である天神真楊流や真之神道流にもある、この系統の柔術の代表的な業だ。

 試みに、手元にある『天神真楊流柔術極意教授図解』や『真之神道流初段之巻』に目を通し、両流の「真之位」と柴真揚流の「真之位」を比較してみると、それぞれの微妙な違いが興味深い。

 たとえば、天神真楊流における初段居捕の「真之位」と、柴真揚流の表早業居捕の「真之位」とでは、霞(当身)の掛け方が異なり、真之神道流の初段居形の「真之位」には霞をかける動作がない。

 さらに真之神道流、天神真揚流、柴真揚流では、形の最後の極め方がそれぞれ異なっている。

 柴真揚流の「真之位」は、当身、締め、逆の三手が一体となった複合業であり、真之神道流の「真之位」よりも、天神真楊流の「真之位」により近いものとなっている。



 『天神真楊流柔術極意教授図解』をひも解くと、「真之位」という形=業について、

「此形ノ基本ハ始メヨリ終リ迄実ニ能ク位ヲ取ルヲ以テ真ノ位ト名ル者ナリ」

 と解説している。

 また同書では、「真之位崩之事三手」として、3パターンの返し業の解説が記されているのも見逃せない。

1911_天神真楊流_真之位
▲天神真楊流における初段居捕の「真之位」

 (了)
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