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わらの犬/(時評)

2019年 09月27日 11:25 (金)

 翠月庵は天下御免の野天道場のため、稽古では地下足袋が必需品だ。

 私はもう10年以上、「力王 祭り足袋 エアーたびフィット 5枚 メンズ」を愛用している。

 新調してから大体2年くらいではきつぶしてしまい買い替えるのだが、ちょうど先の稽古で破れてしまったので、アマゾンで注文をした。

 ついでに、来月の松代の演武では、監獄長光で荒木流抜剣を遣うので、目釘も新しいものを(予備も含めて)購入した。

 これが私の、消費税増税前の「駆け込み購入」である。



 それにしても今回の大増税が、私の暮らしにどの程度の影響を与えるのか、いろいろと試算検討しているのだが、暗澹とした気持ちにしかならない。

 ざっと年収ベースでは、年間で約10万円以上の増税となる。

 シャレにならない負担増だ。

 加えて私は、キャッシュレス決済はJR東日本のスイカのみを利用しており、クレジットカードなるものは1枚も持っていないので、交通費以外のすべての消費行動は現金決済である。

 交通費といえば、ガソリン代や高速料金はどうしてるかって?

 つうか車やバイクは所有していないし、そもそも車の免許を持っていないので、そういう交通費は発生しないのだ。

 私のCO2排出量は、とても少ないのである。

 閑話休題。

 いずれにしても現金決済で生きている私は、アベ政権のこざかしいキャッシュレスによるポイント還元の恩恵は、ほとんど受けることができないのである。

 ま、そもそもこのポイント還元なるものは、そのしくみ上、ファミレスなどは対象外である一方で、客単価2万も3万もする銀座のすし店などといった高級店では還元されるという富裕層優遇のしくみであり、私のような低所得者にはなにも恩恵がないんだけどな。



 こうした情況から、私の消費税対策は節約と買い控え、そして貯蓄の3つしかない。

 節約といえば、日経の電子版に消費税対策にニンジンの皮まで食べろとかいう記事が掲載されて炎上しているそうだが、そんなことは言われるまでもない。

 ニンジンどころか、ダイコンやカブの皮も捨てずに、こちとら毎日自炊して暮らしてるんだっつうの(怒)。

 ま、年収800万や1000万といった上級国民の皆様には、100円、10円単位で家計をなんとかやりくりしている我々下級国民のリアルな生活など、まったく実感できないのだろう。

 先進国中最悪レベルといわれる7人に1人の子どもが相対的貧困にあり、働く人全体の約4割が非正規雇用とされる一方で、財務大臣は外食代に年間2000万円を使い、総理のオトモダチには100億円単位の補助金が交付される。

 格差社会どころか、すでに階級社会となっているのが今のこの国の現状であり、そこで搾取され踏みにじられる我々持たざる者は、所詮は「わらの犬」なのだ。

 そういう「世界」に、私は生きている。

 秩父困民党の闘士であった井上伝蔵は、没後100年が過ぎたこんな日本の惨状を、今どのようにみるだろうか・・・。



 今後も翠月庵の教授料は、できるだけ値上げしないように頑張るつもりだが、その分増税後、特に年が明けて来年以降は、武術関連の諸経費について、大幅に削減・節約しなければならないだろうなと、今から覚悟している次第。

 まずは柳剛流の長木刀にしっかりと油をひいて、少しでもささくれずに長く使えるようにしなければならんね(苦笑)。



1909_わらの犬


天地には仁愛などはない。万物をわらの犬として扱う。
聖人には仁愛などはない。人民をわらの犬として扱う。
(老子道徳経 第5章)



 (了)
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