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素振二十八ヶ条・「落」/(古流柔術)

2019年 09月24日 02:14 (火)

 先日の定例稽古では、柳生心眼流の素振二十八ヶ条のうち、「落」の七ヶ条(片衣・両衣・袖突・打込・折取・襟取・大搦)を一時間ほどかけて、集中して取った。

 当庵では、柳生心眼流の素振の返し(後方転回)が取れるのが、私とY氏しかいないので、Y氏が定例稽古に参加した際には、できるだけ心眼流の組形を稽古するように心がけている。

 今回、集中して稽古した「落」は、


「敵の虚をつく最高技法である。敵に返し技の隙を与えず、上段、下段と目まぐるしく打突を繰り出す。気の上下動の運用法も落で至極となる」(『日本柔術当身拳法』より)


 と、師の著作に記されている。

 「落」では、返しを打つ際に「表」や「中極」、「切」とは異なる取口となるため、その辺りも十分に留意しつつ、Y氏と私とで受と捕を交代しながら、丁寧に形を繰り返した。

 個人的には、心眼流の「落」については「表」や「中極」とは違った使い方での肘での受け外しや、上段への突きから入り身しての下段の当て、そこからの返しなど、たいへんに実践的な技法群だと感じている。

1902_柳生心眼流_3
▲柳生心眼流の素振では、受けは自ら地を蹴って、後方転回して立つ(捕:吉松章、受:瀬沼健司)



 また、これは以前にもブログで触れたが、師の教えによれば、素振での返しは後方に転回することで気の巡りを整える、養生の効用もあるとのこと。

 実際に心眼流の組形を稽古すると、そうでない稽古日に比べて、翌日の疲労感が少ないように思える。

 ま、これはプラセボかもしれないが・・・(笑)。

 いずれにしても、柔術の中でも当身拳法が大好きな私としては、柴真揚流と併せて柳生心眼流もしっかりと稽古し、自分の「術」としていきたいと考えている。

 (了) 
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