FC2ブログ

03月 « 2020年04月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 05月

参院選、増税対策、柴真揚流伝書、柳剛流の薬方秘伝/(身辺雑記)

2019年 07月22日 09:28 (月)

 参院選が終わった。

 結果として、

 「自公と憲法改正に前向きな日本維新の会の「改憲勢力」では、改憲発議に必要な参院の3分の2(164)を割り込んだ」(時事通信)

 のは、たいへんにめでたいことであり、野党勢力の大きな成果であったといえよう。

 また、私の住まいがある埼玉選挙区では、21年ぶりに共産党の候補者が議席を獲得した。

 共産党の国内政策は、基本的に貧乏人の味方なので、私のような低所得者にとってはありがたいことである。

 さらに、れいわ新選組が比例で2議席を獲得したことも、政権与党に対する一定の打撃になったのではなかろうか。

 一方で、今回の選挙の投票率は、過去2番目の低さの48.8%。

 有権者の半分以上が、投票に行かなったということであり、暗澹とした気分になる。

 またN国のような、異常かつ異様な政党が1議席を得たというのも驚きだ。

 あのキチガイじみた政見放送を見た上で、N国に投票したのであれば、「あんたたちみんな、頭がおかしいヨ」と言われて当然かと思う。

 ま、日本は自由の国なので、誰がどこに投票しようと勝手なんだけどな・・・。



 さて、これでこの秋の消費税増税は確定し、私の年収階層で試算をすると、年間でおよそ10万円の家計負担増となることが決まった。

 私が年間で武術・武道関連に使う経費がざっと30万~50万円程度なので、この消費増税による10万円の負担増は、甚大な経済的打撃である。

 このため、以前も少し書いたけれど、いよいよ私の家計における聖域であった、武術・武道関連の経費削減や増収に取り組まなければならない。

 まことに無念であるが、仕方がない。

 日々の暮らしが安定してこその、武術・武道修行である。

 というわけで、これまで見合わせていた翠月庵における稽古費の値上げや、対外的な活動の縮小(費用の削減等)も検討しなければならなくなった。

 これらについての詳細は、熟慮の上、改めて門人各位に直接お知らせします。

 

 ヤフオクに、柴真揚流の伝書が出品されていた。

 アップされている画像を見ると、伝書というよりむしろ「詳細な手付け」といった内容であり、私たちが稽古・伝承している柴真揚流柔術早業の、立合投捨や居捕について、技法の手順が詳しく記されているものであった。

 当然ながら、「欲しいなあ・・・」と思うのだが、かなりの高額取引になるだろうことが予想できたので、はなから落札はあきらめて傍観していたところ、案の定、最終的に8万円以上の高値で落札されていた。

 この金額になると、とてもではないが私に落札できるものではない。

 どこの誰さんが落札したのかは知らないけれど、もはや全国に数えるほどしかいない柴真揚流の実践者のひとりとしては、せめて内容の翻刻か内容画像の公開はしてほしいなあと思うのだが、多分、コレクションとして死蔵されてしまうのだろうねえ・・・・・・。

 とりあえず、オークションページに公開されていた伝書の内容画像については、1点も漏らさずにすべてを保存しておいたが、かなうことなら全文を読みたいものだ。

 保存しておいた画像から伝書の内容を読む限り、私たちが実際に稽古・伝承している、町川清先生から小佐野淳先生に伝えられた柴真揚流柔術早業と比較すると、形の大筋や業の内容の核(コア)部分はほぼ同じ内容であるが、一部の業の取り口や極め方、当身の施し方などに、若干の違いがあるようである。

 また、例の「千人捕秘法」の薬方についても記載されていて、「なるほどねえ・・・」と思った次第。

 薬方に用いる生薬系は、なんとなく事前に推測が付いたのだけれど、最後に●●●●を加えるとは、思いもよらなかった。

190717_柴真揚流伝書_ヤフオク
▲オークションにかけられていた、柴真揚流の伝書



 ちなみに余談だが、実伝は失伝してしまったものの柳剛流にも、「霊法一寿散」(武州系諸派)や、「毒蒜大秘方扇之秘伝」「一方靈蘓散」(仙台藩角田伝)といった、薬物系の秘伝がある。

 これらについて、仙台藩角田伝の柳剛流に伝わっていた「毒蒜大秘方扇之秘伝」と「一方靈蘓散」については、史料から詳しい薬方を知ることができた。

 しかし、いちおう医療系雑誌の記者として20年近く飯を食ってきた者として言わせてもらえば、

 「いやいや、それはないでしょう・・・・・・」

 といった、極めて非科学的な内容である。

 ま、このあたりが、江戸時代のサイエンスの限界ということかね(苦笑)。



 いずれにしても、「地獄の沙汰も金次第」ということで、資金が無いと自流の貴重な史料も手に入れられず、その内容は歴史の闇に消えてしまうのだなと、しみじみ涙をかみしめ枕を濡らした日曜の夜であった。

 嗚呼、南無八幡大菩薩。


 (了)
関連記事
スポンサーサイト