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なぜ「跳ぶ」のか?/(柳剛流)

2019年 07月15日 08:00 (月)

 先日の翠月庵での定例稽古。

 柳剛流長刀(なぎなた)を指導していて改めて思ったのが、柳剛流の特徴のひとつである「跳斬之術」、いわゆる「跳び斬り」の重要性だ。

 柳剛流では、剣術だけでなく、居合そして長刀においても、跳び違いながらの斬撃を重視する。

 そこで、稽古を繰り返しながら、

 「どう、跳び違うのか?」

 「いつ、跳び違うのか?」

 「なぜ、跳び違うのか?」

 について、しっかりと考察しなければならぬ。

1710_松代演武_柳剛流長刀
▲柳剛流では剣術や居合はもとより、免許秘伝の長刀においても「跳び斬り」を多用する



 この点に関して私は、伝統派空手道の組手におけるステップワークである、踏みかえでの打撃(いわゆる「スイッチステップ」)から、非常に多くの示唆を得た。

 こうした気づきは、柳剛流における直接的な口伝や伝承ではないけれど、

 「形の動きを、地稽古や試合稽古に活かすには、どうするべきなのか?」

 という課題について、多いに蒙を開かれている次第である。

 

 柳剛流は本来、武州や江戸府内でも、あるいは奥州や西国においても、「試合剣術」としてその名を知られた流儀である。

 だからこそ、定型化・記号化・象徴化された「形」を、いかに地稽古や試合稽古などの自由攻防に活かしていくのかについて、さらに考察と稽古・鍛錬を積み重ねていくべきだと考えている。

1907_柳剛流_流祖の面
▲流祖・岡田惣右衛門が、実際に撃剣の稽古に用いていたと伝えられる面(石川家蔵)



 (了)
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