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初々しい脚斬り/(柳剛流)

2019年 07月06日 22:02 (土)

 本日は、翠月庵の定例稽古。

 ・・・なのだが、行田稽古場がこれまでの長雨で地面がゆるんでしまい使えないので、急遽、拙宅の庭で行う。

 今日の稽古者は、新人のA氏と私の2人だけなので、じっくりとマンツーマンでの指導となった。



 A氏は4月に入門して3か月が過ぎたので、今日、改めて門人帳に記入をしてもらう。

 これで彼も、仙台藩角田伝柳剛流の一門となったわけだ。

 なにはともあれ、倦まず弛まず、一歩ずつ稽古を積み重ねてもらいたいものである。 

 というわけで、まずは柳剛流の稽古。

 素振りで体を温めたあとは備之伝。

 そして剣術の基礎であり、柳剛流のあらゆる「術」の根幹である、「右剣」の形を丁寧に指導する。

 まだまだ至らぬところは多々あるけれど、3か月が過ぎて、なんとなく形(かたち)が柳剛流らしくなってきた(笑)。

1907_柳剛流_右剣012
▲入門から3か月が過ぎての、初々しい脚斬り



 稽古後半は、警視流立居合の稽古。

 本来は、柳剛流の居合を指導すべきところなのだが、居合や剣術の経験のない、まったくの初心者には柳剛流居合はいささかハードルが高い。

 そこでA氏にはまず、シンプルな立居合である警視流から学んでもらい、刀の基本的な抜き差しに習熟してから、柳剛流居合に進んでもらおうと思った次第である。

 今回は、警視流独特の礼法、そして1本目「前腰」、2本目「無想返し」、3本目「廻り掛け」を指導。

 あと1万回くらい抜けば、なんとなく形(かたち)になるであろう。

1907_警視流_前腰013
▲警視流立居合1本目「前腰」



 武芸の業前というのは、一朝一夕でできあがるものではない。

 ましてや今の時代、今日明日、真剣での立合いをするといったご時世でもない。

 だからこそ、ゆっくりで良いので、正しい体の使い方と、剣の「実の道」を感得しつつ、往時の武技を学ぶことを楽しんでほしいと思う。



 さて明日は、7月の本部稽古。

 朝が早いので、さっさと寝よう。


 「師と弟子の心に隔てあるならば
          幾く世経るとも道に入るまじ」(柳剛流 武道歌)



 (了)
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