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週末雑感 ― 雨、空手、柳剛流「平法」/(身辺雑記)

2019年 06月28日 12:07 (金)

 梅雨なので、天気が悪い。

 しかもここしばらく、週末になるごとにしっかり雨が降るので、定例稽古は先週、先々週と2週続けて中止。

 どうやら明日も雨のようなのだが、夕方から県立武道館の第二道場の個人利用ができるようなので、そちらで行う予定だ。

 過去を振り返ってみると、最大で5週連続雨で中止というときがあったが、こうなると事実上1か月以上の開店休業である。

 ま、泣く子とお天気には勝てません・・・。

  *  *  *  *  *

 先日は空手の稽古。

 今の住まいに転居したこともあって、それまで所属していた流派を退会し、その後、県立武道館と埼玉県連が主催している近所の空手教室に参加するようになって、はや8年が過ぎた。

 基本稽古と形が中心で、多流派の先生方が指導に当たってくださるこの教室は、昇段や競技参加を目的としない空手道歴20年・万年二段のぬる~い空手人である私としては、ちょうどよいあんばいで稽古ができる場である。

 しかし、先にもブログでちょっと触れたが、この4月から指導陣が刷新され、稽古内容もかなり変わってしまった。

 以前は糸洲流の先生が古流の形を指導してくださったり、剛柔流の先生が試合では使いにくいが護身術的には有用な技の分解指導をしてくださったり、マスターズの組手チャンピオンである玄制流の先生がシニア向けの組手技の指導をしてくださったりと、たいへんに興味深いものであった。

 しかし、新しい先生方の方針はどうやら今風の競技空手スタイルのようで、しかも子どもたちへの指導が中心となり、形稽古でも私たちシニアのおっさんたちが、小学校低学年くらいの子どもたち用のメニューに合わせるような感じである・・・。

 ま、年間8,000円ちょっとで全52回の稽古に参加でき、競技会運営のお手伝いなどといった面倒なボランティア貢献も求められない気軽な教室なので、我がままは言えないか。

 今後は、あくまでもフィットネス感覚でやっていくしかあるまいね。

  *  *  *  *  *

 過日、映画『いぬやしき』をケーブルで鑑賞。

 最近、新作映画をめっきり見なくなったので、最新の特撮(笑)のすごさに驚く。

 またストーリーの根底に、ネット社会の悪意や弊害といったものがあり、実際、SNSや匿名掲示板などでの誹謗中傷やマウンティング合戦などを見ていると、さもあらんと思う。

 一方でネットというのは恐ろしいもので、知らず知らずのうちに自分自身もそういった悪意や弊害に取り込まれ、それを拡大再生産してしまいかねない。

 たとえば「着物警察」とか「弓道警察」などというのがあるけれど、私もある意味で、最近はすっかり「柳剛流警察」と化してしまっているようだ。

 ところが、こうした「●●警察」と言われるような、誤った正義感や押しつけの善意に基づいた上から目線の行為や言説は、本来、その領域の支持者になってくれるはずの人たちさえもパージしてしまい、結果として啓発や広報とは真逆の、排他的あるいはカルト的な状況を作ってしまう。

 思うに、なんの配慮もなく批判的・攻撃的に他者の誤りを糾弾し、高圧的に論破するばかりでは、いたずらに己の「世界」を狭くし、敵対者や批判者を増やすばかりであろう。

 先日の、私自身による岡田十内の出自を巡る一連のやり取りを振り返って、もっと違う物言いもあったなと、改めて己の不徳を反省している。

 兵法は「平法」であり、柳剛流についても、かつてこれを「柳剛流平法」と称した師範家もあったほどだ。

 そのような先師・先人の志を忘れて、いささか高圧的な言説に走ってしまったのは、私の未熟さの現れである。

 我ながら、まだまだ修行が足りないと実感し、深く自省している次第。



 「何の道にあらずして弁舌博覧に勝るを意に信とするにあらず」
                       (柳剛流剣術免許巻より)



 (了)
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