FC2ブログ

02月 « 2020年03月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  » 04月

天網恢恢/(時評)

2019年 03月26日 06:27 (火)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
朝日新聞デジタル

匿名で差別的ツイート、世田谷年金事務所の所長を更迭
(2019年3月25日11時11分)

 ツイッターで差別的な書き込みをしたとして、日本年金機構は25日、世田谷年金事務所(東京都)の男性所長を本部人事部付へ異動し、更迭したと明らかにした。所長本人から詳しく事情を聴くなどして、「処分を検討する」という。(以下略)。
https://www.asahi.com/articles/ASM3T339FM3TUTIL002.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ちょっと出典は忘れてしまったけれど、いわゆるネトウヨといわれる、排外主義的・人種差別的な人々について、なんとなく「ニートの20~30代・男性」みたいなイメージがあるのとは裏腹に、実際には40~50代の社会的にもそれなりの立場で働いているオジサンたちが中心であった・・・、といった調査結果があった。

 この年金事務所の所長も、まさにその階層のネトウヨであり、勤務中に、せっせとツイッターに、ヘイトを書き込んでいたのだという。

 つらつら思うに、このネトウヨな所長さんにも、たぶん奥さんや子どもさんがいるのだろう。

 50代なら、子どもさんは大学生か新社会人くらいだろうか?

 自分がそのくらいの歳だとして、みなし公務員で管理職の立派な父親が、勤務中にせっせとツイッターに、読むこともはばかられるような差別的な書き込みや口ぎたない罵詈雑言を、何年にもわたって匿名で書き込んでいたことを知ったら、いったいどんな気持ちになるだろうか?
 
 残念ながら、「天網恢恢疎にしてダダ漏れ」なのが浮世の現実なのであるが、時にはこのように「疎にして漏らさず」てなこともあるので、悪い事はできないものだ。

 ひとりの老荘の徒としては、

 「道の道とす可きは常の道に非ず」

 だなあと、しみじみ思う。

  *  *  *  *  *

 私には息子も娘もいないけれど、芸道における門人が何人かいる。

 そして、芸道の師弟関係というのは、疑似的な親子関係でもある。

 ことに伝統武道の修行において、師弟として盃を交わしたり、あるいは誓詞血判をしたのなら、その疑似的親子関係は形而上下いずれにおいても、さらに重いものとなるのは言うまでもない。

 故に、たとえば「オヤ」である私が、ツイッターやフェイスブック、ブログやホームページなどで、無害な他者を嬉々として攻撃していたり、ヘイトスピーチをせっせと書き込んでいたら、それを知ってしまった「コ」である門人たちは、さぞかし落胆することであろう。

 当然だ。

 自分の「親」が、ヘイトなクズ野郎(女郎でもいいが)だったと、明らかになってしまうのだから・・・。

 ところが、(私の周りには、そのような人はいないけれど)、SNSなどをみていると武術・武道関係者の中にも、読むに堪えないヘイトスピーチを繰り返す人、非常に偏った差別的・排外主義的な思想を標ぼうしてはばからない人、医療ネグレクトに繋がるニセ医療にどっぷりはまっている人、セクハラやDVを繰り返す人などが、まことに残念ながら、けして皆無ではない。

 そんな人たちの発言や行動を期せずしてみてしまった時は、仮にその人の武技にみるべき点があったとしても、

 「この人は、社会人として“アカン人”や。ボクに近寄らんといて!」

 (なぜ、ここだけ関西弁?)

 と、心から思う。

 また、そういった点で己を振り返ると、弟子など誰もいなかった頃に比べて、門人をとり、「仙台藩角田伝 柳剛流」という流儀や「国際水月塾武術協会埼玉支部」という団体の看板を背負うようになった今は、ブログでも実生活でも、己の発言や立ち居振る舞いについても、随分と慎重になった。

 それが「大人の分別」というものであろう。

 「当流を修めんと欲する者は、先ず心を正すを以て要と為すべし」

 という、柳剛流の教えの深さが身に染みる・・・。

  *  *  *  *  *

 ま、ようするに何が言いたいかというと、

 「ヘイトはダメ、絶対!」

 と、いうことデス。


 南無八幡大菩薩。

 (了)
関連記事
スポンサーサイト