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手裏剣と柔と/(武術・武道)

2019年 03月11日 01:04 (月)

 先日、こちら武州にも春一番が吹いたとか。

 そんななか、先の翠月庵の定例稽古は、前回に引き続き柔(やわら)が中心となった。

 まず、最初の1時間は手裏剣術の稽古。

 私は翠月剣で、2~4間の基本打ちをじっくりと。

 その後、N氏に手裏剣術運用形(順体・逆体各7本)と、2間での前後打ちと左右打ち(表・裏各8本)を指導。

 順体・逆体・歩み足と、3種の運足、そして前後左右へ体を転換しながらの複数的への打剣を練磨する。

 定置で3間程度を通せる者も、こうした運足と体動を伴った複数標的への打剣をやらせると、1間半程度の超至近距離でもなかなか手裏剣が刺さらないものだ。

 何ごとも鍛練、「万打自得」である。


▲こちらは、2間弱ほどの近距離での四方打ちの例。定置から打ち始めるのではなく、まずはじめに数歩、歩んでから方向を変えて打ち始めるのも、この鍛錬のポイントのひとつ。手裏剣の稽古は多くの場合、定置での打剣だけに偏りがちだが、中級者以上に関しては、こうした「動きながら」の多方向への打剣の鍛練も欠かすことができない



 手裏剣の後は、甲陽水月流柔術の稽古。

 N氏と私とで、捕と受を交代しながら、初伝の段取を繰り返す。

 10本の逆取の技を途切れることなく続けてとる段取は、特に一人ではどうにも稽古のしようがないので、ここでみっちりと復習する。

 甲陽水月流の初伝の段取は、技を連続してとることから稽古時間の効率化にもなり、また一手ごとに受を地に制することなく連続して技をかけてゆくため野天でも稽古しやすいという利点もある。


 次いで、柳生心眼流の稽古。

 向い振りにて、「表」の素振を丁寧に指導する。

 柳生心眼流の素振は、単独での素振の動きが、そのまま相対しての技となることが大きな魅力だ。

 一人で行う素振そのままの動きで、相手をつけた相対形での「使える」技になるのがいい。

 今回は特に、周転山勢巌の際の収気と、周転の振りと降周転の振りについて、丁寧に解説・指導をした。


 結局、定例稽古は、ここまでで時間切れ。

 さらに、柳剛流と柴真揚流をみっちりと稽古したかったのであるが、ま、しかたがない。

 その分は、来週の定例稽古までの自主稽古で補うしかあるまいね(苦笑)。

 (了)
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