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居捕好き/(古流柔術)

2019年 03月06日 15:41 (水)

 ここしばらく、拙宅での稽古ではもっぱら柴真揚流を中心に稽古をしている。

 我が家の稽古場は台所に敷いた茣蓙の上なわけだが、このような狭い場所でも、居捕の稽古であれば存分にできる。

 自分ひとりでの形のおさらいであれば畳一畳、実際に相手をつけて相対しての形稽古でも二畳もあればそれなりに稽古ができるのが、居捕=座業のメリットだ。

 子どもの頃からの団地住まいで、狭い屋内で稽古スペースを確保してきたこともあってか、私は柔術に限らず刀でも手裏剣でも、座業での稽古が、けっこう好きだ。

 20代後半から30代後半までの10年間、空手道の稽古に専念していた頃も、正座をした状態からの前蹴りや足先蹴り、突きや打ち込みなどを個人的によく稽古していた。

 その経験が今、柴真揚流における多彩な当身殺法に活きているのだから、武術・武道人生というのは面白いものである。


1903_天神真楊流
▲対座した状態から水月へ蹴り込む、天神真楊流の中段居捕「両手詰」
(吉田千春・磯又右衛門著『天神真楊流柔術極意教授図解』より)



 こうした実技面だけでなく、座した状態で彼我の攻防が展開されるという想定そのものが、いかにも座敷文化に育まれた日本武道らしいものだ。

 そこでは、なにかこう中世から受け継がれてきた日本人としてのDNAがワクワクするのである・・・などというのは、いささか大げさかもしらんね。

 なにしろ普段の翠月庵の稽古が、武蔵野の風吹きすさぶ野天稽古場でなので、その分、屋内での座技の稽古が新鮮かつ興味深く感じられるというのも、あるのかもしれない・・・。



 ま、とりあえずそこに、お座んなさい。

 (了)
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