FC2ブログ

06月 « 2020年07月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  » 08月

花も嵐も踏み越えて/(武術・武道)

2019年 02月16日 22:57 (土)

 本日は、翠月庵の定例稽古。

 花も嵐も踏み越えて、行田稽古場での鍛錬は、創庵以来12年間で400回目を迎えた。

 12年で400回というのは、けして多い回数ではないけれど、それはそれで重みのある数字だ。

 「継続は力なり」ということは、稽古会を続けることにも当てはまるのではないかと思う。



 本日の稽古、まずは手裏剣術。

 2間から5間までの間合での鍛錬が、翠月庵流の基本である。

1902_手裏剣
▲2間から5間での手裏剣術の基本打ち。5間直打がしっかりとできるからこそ、3間4寸的6割以上が確実となる


 手裏剣の後は、水月塾制定日本柔術である、甲陽水月流の稽古。

 Y氏が捕、私が受となり、初伝逆取10本を1手ずつ区切ることなく連続的に取る、「段取」を鍛錬する。

 ひとつひとつの動作を確認しながら、1時間ほど段取を繰り返した。



 次は柳生心眼流の稽古。

 まずは私が受、Y氏が捕となり、「表」を片衣から大搦まで行う。

1902_柳生心眼流_1


1902_柳生心眼流_2


1902_柳生心眼流_3
▲柳生心眼流 「表」 捕:吉松章、受:瀬沼健司



 次いでY氏に、受としての「返し」(ムクリ・マクリなどともいう)のとり方を指導。

 「返し」において受は、後方回転をしながら、捕の投げを逃れなければならない。

 まずは補助者も加えた状態で、返しでの後方回転を覚えてもらうが、思った以上に早くコツを掴んでくれたようで、4~5回ほど補助付きで受をとった後は、補助者無しで、受と取だけで自然に返しができるようになった。

 これで柳生心眼流については、当庵では私もY氏も、お互いに捕も受も取れるようになったというわけだ。

 以後は互いに受と捕を交代しながら、「表」の7カ条を繰り返し稽古した。

 一方でS氏には、刀法併用手裏剣術を指導。

 2本目「抜付」の際の運足と間合について、丁寧に説明をした。

 本日の稽古では、さらに柳剛流と柴真揚流も行いたかったのだが、甲陽水月流の段取と柳生心眼流の相対稽古で思いのほか時間がかかってしまい、残念ながら本日は時間切れ。

 今回は、柔(やわら)三昧の充実した定例稽古となった。



 さて、こうして行田稽古場での定例稽古は400回目を無事終え、次回からは500回を目指す。

 千里の道も一歩から。

 武術伝習所 翠月庵/国際水月塾武術協会埼玉支部は、今後も日本の伝統的な古流武術の錬成を、粛々と続けていく所存である。


 神国に生まれ来たりて生まれ来て
           それ吹き返す天の神風(柳剛流 武道歌)




 (了)
関連記事