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ロングフックと周転山勢巌/(古流柔術)

2018年 12月28日 03:06 (金)

 今年最後の原稿の締め切りが終了。

 台湾の医療介護法人グループの理事長インタビュー6000文字の原稿を仕上げ、メールで送信したところで日付が変わる。

 これで年内に書き上げなければならない原稿は全て終わったのだが、年明け4日に医療雑誌のインタビュー原稿の締め切りがあり、温泉旅館のガイドブックの原稿も年明け10日までにあと12軒分を書き上げねばならず、また3月発行の首都圏の旅行雑誌の編集作業もある。

 結局年内は、最後の週末の土日も含め30日までみっちり仕事であり、年明けも2日から執筆開始だ。

 ・・・ま、例年通りだネ。



 昨晩、そして今晩は、いずれも柳生心眼流の稽古。

 ここしばらく、相手の右のロングフック、あるいは左のボディフックに対して、どう対応するべきかをつらつらと考えていた。

 どう対応するのか? 

 といっても、競技空手の組手的に考えれば、単にバックステップで見切るなり左の刻突き(リード・ジャブ)で合わすなり、ダッキングやウイービングなどのボディワークでかわすなり、左のボディフックなら右肘でカバーするか打ち落とせばいいだけなのであるが、そうではなくて、

 「柳生心眼流の技で、どう対応するか?」

 ということを、考えていたのである。

 昼の間も、仕事場で原稿書きの合間にあーだこーだと考えたり、ふと思いついて畳の的に拳足を打ち込んでみたりしていたのだが、いまいちパッとしない。

 (そんなことばっかりしているから、原稿がちっとも進まないのである)

 そんなこんなで、今晩も原稿を書き終わった後の深夜、表から始めて中極、落、切と、心眼流の素振の稽古を繰り返し、取放と取返、小手返の復習まで進んだところではたと、

 「ああ、右のロングフックには、周転山勢巌で一気に寄り身してぶち当たればいいのか!」

 と、ストンと腑に落ちた。

 また左のボディフックには、インサイドポジションからやはり寄り身して、右拳での下段当てを合わせればいいのかと、これもまた腑に落ちた次第。

 もちろん、それらが実際にできるようになるには、相対稽古や地稽古を何度も繰り返さなければならないのは言うまでもないが、1つのシミュレーションとして、どうすればよいのかの方法論を考える訓練としては、なかなか頭と体の両方を使った2日間であった。

 なお、これらの対応については、私の35年来の愛読書であるドイツ・アマチュア・ボクシング連盟の名著『最新ボクシング教室』(ベースボール・マガジン社/1961年)が、たいへんに参考になった。

 以前もブログで少し書いたけれど、この本は打撃の攻防について、非常にシンプルだがたいへん示唆に富んだ内容が豊富であり、空手の試合に出ていた当時も、組手で悩んだ時には、この本から随分有益な気づきを得たものである。

 今回も昨晩、この本を読みながら寝落ちしたのが良かったのかもしれない(笑)。

 打撃もまた、奥が深い。


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・左または右のフックに対しては左ストレートが最善の防御である。
・ロング・フックに対しては肘を軽く上げた短いフックを用いるべきである。
・ロング・フックは下膊でブロックしうるが、ブロックした腕の拳はただちに相手のあごを打たねばならない。左フックは右の下膊で、右のフックは左腕でブロックされる。
 (『最新ボクシング教室』 P72 頭へのフックの防御)



 (了)
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