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シンプルゆえの、実践性と即応性~柳剛流突杖/(柳剛流)

2018年 12月13日 11:55 (木)

 昨晩は柳剛流の稽古。

 ここしばらく拙宅での稽古では、柴真揚流や柳生心眼流など柔(やわら)の稽古を重点的に行ってきたので、改めて柳剛流剣術と突杖を、じっくりとおさらいする。

 そのうちに興が乗ってしまい、工夫伝としての突杖の体術への展開技法についても思うところがあり、あっという間に半刻ほどが過ぎてしまった。

 これまで何度も述べてきたが、柳剛流突杖というのは、柳剛流の術技全体の基盤となる「跳斬之術」を含まない、流儀内においても特異的な技法群である。

 構造としても、太刀合の形がわずか5本で、別名「突之刀法」と呼ばれるように、突きでの極めを基本とした、たいへんシンプルなものだ。

 このため杖術や棒術を専科として稽古をしている方々から見れば、面白みのない初歩的な術技ですらあろうかと思う。

 しかしシンプルゆえに、柳剛流突杖は実践的だ。

 杖の術として、また体術に展開をしても、突杖は非常に即応性が高い。

 「ハジキ」、「ハズシ」、「右留」、「左留」、「抜留」のいずれも、その体動のままに打撃での極め、あるいは打撃からの固めにつなげることができ、徒手の組手でも「実際に使える業だな」というのは、直近の経験でも強く、そして改めて実感した次第。

 また「突之刀法」の異名の通り、その体動は剣術における突技への展開も可能であろうかと思っている。



 こうした工夫伝は、その行為が師伝や伝来の「形」を崩すことになってはならないのは、言うまでもない。

 一方で、武技練磨の一環として、個々人がこうした研鑽・工夫をしていくことも、武芸者には必須のたしなみであろうと強く思う次第である。


1805_柳剛流突杖
▲柳剛流突杖


 (了)
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