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引き手が・・・心眼流/(武術・武道)

2018年 11月07日 22:16 (水)

 本日は空手の稽古。

 いつもの如く、約1時間に渡るその場基本と移動基本で、こってりと絞られる。


A先生「稽古はねえ、その場基本から移動基本に入って、追い突き・前足蹴離し辺りが、一番きついんじゃない?」
私   「はい、もう死にそうです・・・」
A先生「ははは、ま、頑張って」


 基本稽古に次いで形稽古をざっと行い、本日は組手の稽古が中心となった。

 私は、有段者のBさんを相手に、打ち込みや受け・捌きを繰り返す。

 思い切り突き、蹴り、それを受け、捌く稽古は爽快だ。

 Bさんは一昨年黒帯となり、歳も若いので、私も気兼ねなく存分に突きを入れ、蹴り込むことができ、またAさんにも存分に突いてもらい、蹴ってもらうことができる。

 当たればケガをする緊張感の中、生身の体と体がぶつかり合い、打ち合う腕や脚がきしみあう。

 ど突き合いの稽古は、本当に楽しいねえ(笑)。

 がしかし・・・、

 ともすると、私の引き手が空手式ではなく、柳生心眼流の中勢厳構の後ろ手の構えになっていたりだとか、内受けで捌いて逆突きで返す際、時折こっそりと心眼流の中勢厳内流しから寄り身して下段当てを入れるなどしていたのは、ここだけの秘密である(苦笑)。

 本当は、個人的に重点的に稽古している、山勢厳外流しや内流しからの技も、空手有段者の突きを相手に試したかったのだが・・・。

 この「場」はあくまでも、空手道の稽古の場であり、そこまでやってしまっては、ここで指導してくださるA先生や稽古相手のBさんにも失礼である。

 また私自身、ここでは「空手道」を稽古しているのだから、そこまでやるのは武芸の稽古に向かう姿勢として宜しくない事なのだと思い、自粛した次第。

 変な業使って、すんませんm(_)m。

  *  *  *  *  *  *  *

 帰宅後、日本人初のサンビストであり、「史上最も美しいサンボの英雄」とたたえられたビクトル古賀氏が、11月3日に逝去されたことを知った。

 思えば、氏の著作である『秘密の自己防衛術』(青春出版社/1982年)を読んだのは、13歳の時だった。

 当時、私は地元の八光流柔術伊豆道場で、八光流の柔(やわら)を中心にT流剣術やK流抜刀術などを学んでいた。

 そんななか、UWFなどでメジャーになるはるか前に、上記のビクトル古賀氏の本で「アキレス腱固め」という不思議な技を知り、それを覚えた。

 この技で、それまで乱取りでまったく歯が立たなかった、身長も体重も私よりもはるかに大きな柔道有段者のO先輩に勝てたことは、今となっては少年時代の懐かしく、ちょっと誇らしい思い出である。

 また少年なりに、

 「八光流よりサンボの方が、強くなれるのかな・・・」

 という素朴な疑問が心に芽生えたのも、この時であった。

 後年、対人攻防や自由攻防に関する古流武術への疑問がつのり、29歳にしていったん古流の稽古から離れ、伝統派空手道の門を叩いたのも、思えばこの時の出来事がきっかけだったのかもしれない。



 謹んで、ビクトル古賀氏のご冥福をお祈りいたします。

 (了)
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