FC2ブログ

03月 « 2019年04月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 05月

20年/(武術・武道)

2018年 08月29日 23:33 (水)

 本日は空手の稽古。

 昼間、あまり原稿がはかどらなかったので、本当はもう少し原稿を書かねばならなかったのだが、最近ちょっと夏バテ気味で体力が落ちているので、逆に鍛えなければいかんと思い、また締め切りも明日の夕方まで時間があることから、仕事は後回しにして県立武道館へ。

 その場基本から移動基本までみっちり1時間、こってりとしぼられる(苦笑)。

 この教室は、初心者や壮年の方が多いこともあり、基本稽古に当てる時間が長い。

 これは私のような、サイドワーク的に空手の稽古を続けているなまくらな人間にとっては、かえって基本が錆びないようにじっくりと鍛えてもらえるので、むしろありがたいともいえる。

 そういえば15年くらい前、全空連のナショナルチームの選手だった方にお話を伺う機会があったのだが、その際、ナショナルチームの稽古で何がつらいかとえば、「延々と続く基本稽古」とのことだった。

 基本の後は形稽古。

 糸東流のA先生に、バッサイ大と松村ローハイをご指導いただく。

 私は玄制流のローハイが得意形なので、指定形の松村ローハイも嫌いではない。

 ただ形が似ているだけに、運足や鷺足立の微妙な部分などが混じって混乱しがちだ・・・。

 

 考えてみれば、今年で空手の稽古を初めてちょうど20年である。

 12歳から学んできた古流武術の修行に行き詰まりを感じ、玄制流空手道の門を叩いたのは29歳の夏であった。

 玄制流武徳会東京本部で土佐邦彦先生のご薫陶をいただき、なまくらながらもなんとか黒帯をご印可いただいたのだが、流派の門は8年ほど前に離れてしまった。

 その後、空手道については特に流派に所属することなく、県連主催の教室で細々と稽古を続けているのは、これまでも本ブログで書いてきた通りだ。

 思うに、私の武術人生の本義は、少年時代から五十路を目の前にする現在まで、一貫して変わることなく古流武術である。

 しかし、武技に欠かすことのできない「肚(ハラ)」を練り上げてくれたのは、30代に打ち込んだ空手道での厳しい稽古や試合の経験であるし、自由攻防の難しさや厳しさを教えてくれたのも、やはり空手道であった。

 こうした空手道修行で得た経験や心法の数々は、現在、柳剛流をはじめとした私の古流武術修行において、本当にかけがえのない素養や地力となっている。

 講武実用流の平山子龍は、


夫剣術は敵を殺伐する事也。其殺伐の念慮を驀直端的に敵心へ透徹するを以て最用とすることぞ(『剣説』より)



 と喝破した。

 こうした、武芸に欠かすことのできない覚悟=心法=肚については、私は若い頃に励んだ古流武術以上に、伝統派空手道の稽古を通じて学ぶことができたのだと思っている。



 今後も私の武術人生は、あくまでも古流武術が本義であるけれど、それと併せて空手道の稽古も、細く長く続けていきたいと思う。


1412_空手型試合
▲2005年、弐段となって臨んだ形試合で、「祝嶺のバッサイ」を打つ。形も組手も、
空手はこの頃が自分史上最強だったかな・・・(笑)

 (了)
関連記事
スポンサーサイト