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12年目の手裏剣術/(手裏剣術)

2018年 08月03日 02:05 (金)

 多忙であるにも関わらず、今週は何となく集中力がなく、仕事がはかどらない。

 夏バテだろうか。

 ま、来週からは否が応でも締め切りが押し迫ってくるから、しょうがないか。



 今晩は久々に手裏剣を打つ。

 まず立打ちから始めたのだが、拙宅では最大でも間合いが2間しかとれず、この間合いでの立打ちでは「鍛練」にならないので、すぐに座打ちに切り替える。

 それにしても、ここしばらく手裏剣を打っていなかったので、実に精度が悪い・・・。

 そこで小半刻ほど、基本中の基本である「一本打ち」に集中し、ようやく打剣が多少安定してきた。

 稽古後半は、刀法併用手裏剣術の1本目「先」にじっくりと取り組む。

 この形は、古流を代表する手裏剣術流派である知新流の一手を元にしたもので、翠月庵における刀法併用手裏剣術の基礎であり極意でもある。

 具体的には、帯刀し右手に手裏剣を持って自然体で相手に対した上で、

敵、刀の柄に手を掛けると見るや、右足を敵の目を目当てに踏み出すとともに手裏剣を打ち、手は直ちに柄にかけ、敵がひるむところを踏み込んで切る。(『図解手裏剣術』藤田西湖/名著刊行会)


 というものだ。

 実にシンプルで、一見どうということのない形=業であるが、刀法併用手裏剣術のあらゆる理合と用法が、この一手に凝縮されているといっても過言ではない。

 翠月庵の手裏剣術では、まず無冥流の長剣を用いて重心理論と三間間合いでの基本的な打剣を学び、次いで長剣と翠月剣を用いての五間打ちまでを会得、併せて武技としての刀法併用手裏剣術を鍛錬する。

 その上で最終的には、

「生死一重の至近の間合からの、渾身の一打」

 を会得することを目的としている。



 現在、私は柳剛流をはじめとした伝統武道の鍛練を主としているため、どうしても手裏剣術の稽古は二義的になりがちだ。

 しかし、この8月末で翠月庵は開設から丸11年、そして9月からは12年目を迎えるわけで、節目のこの時期、稽古会の原点である手裏剣術の稽古にも改めて意を注がねばと思った次第である。


1603_香取演武
▲今から11年前、香取神宮における演武で、約50名の居合
術家を前に刀法併用手裏剣術を披露した時のスナップ。ただ
し今とは、打ち方も構えも手裏剣も異なっている

 (了)
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