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レバーブロー/(古流柔術)

2018年 06月19日 12:22 (火)

 歳をとったなあ・・・と実感するのは、筋肉痛などの身体の痛みが、稽古の翌日ではなく、翌々日以降に出てくることだ。

 先週は土曜に翠月庵の稽古、日曜は原稿の締め切りがあったので稽古は休みにしたのだが、月曜になって身体がだるい。特に右脇に、結構な違和感というか痛みを感じる。

 日曜はなんともなかったのだが・・・・・・。



 土曜の稽古では、柳剛流殺活術における「右脇」の急所(いわゆる「電光・稲妻の殺」)に当身を加える業の指導を、特に重点的に行った。

 その際、当たり前だが指導する私が打太刀・受けをやるわけで、「こういう風に当てるんだよ」と、何度も実際に当ててもらうわけデス。

 当然ながら、全力本気で当てられたらこちらが悶絶してしまい、そもそも稽古にならないのだが、さりとてまったく当てないと、「どの辺りに」「どの角度で」「どのように」当てるのかを相手が習得できないので、「確認のために、軽めに当ててネ♡」ということで、形の動きの中で実際に当ててもらうわけだが、これが結構痛い(苦笑)。

 特に当身を当て慣れてない人の場合、加減が分からないので(まあ、その加減も含めて学んでもらうために、実際に当ててもらうわけだけれども)、結構、当てられる方は痛いのである。

 しかも、なにしろ当てる場所が殺活の部位なので、ことのほかよく効くわけだ。

 この急所への当身は、ボクシングでいうところのレバーブローである。

 その名の通り、肝臓への打撃だ。

 私のように、常にγGTPの値の高い人は、特に要注意である(・・・・・・嘘です)。

 ところでレバーブローというと、右脇の肋骨の無い脇腹下部だと勘違いしている人が時々いるけれど、正しくは肋骨のある部分に当てるのが本当のレバー(肝臓)ブローであり、「電光・稲妻の殺」である。



 稽古の際や当日はほとんど気にならなかったのだが、月曜になって朝起きると、右脇がなんとも痛い。

 当然ながら当身としての「殺」は、瞬間的、電撃的な効果を狙って当てるわけだけれど、今回の稽古のように、軽めにコツコツという感じで当てられても、翌日以降、結構ダメージが残るのだなあと、しみじみ実感した次第である。

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▲先日の水月塾本部稽古の際に拝見した塚原卜伝流の殺活の伝書。ここには電光・稲妻(右脇)や月影(左脇)といった体幹部側面の急所は記されていない。ちなみに柳剛流の殺法でも、岡安貞助伝の「五ヶ所大当」では、体幹側面の急所は全て省略され、正中部分の急所のみが記されている

 (了)
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