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長刀の折損/(柳剛流)

2018年 05月12日 22:27 (土)

 本日、翠月庵の定例稽古中、柳剛流長刀(なぎなた)の形稽古で長刀と木太刀を打ち合わせたところ、長刀が折れてしまった。

 この長刀は、門人が稽古用に昨年購入した全日本なぎなた連盟規格のもので、7尺・赤樫・革鍔付きの物である。

 しかし、新品で購入してからまだ1年ほどしかたっていないにも関わらず、形稽古でこのように折れてしまうというのは、武具の品質としていかがなものだろうか?

180512_薙刀


 以前から、近年木刀などに使われている赤樫(実際にはイチイ樫)には、脆く弱い外材が多く使われているという話は聞いていたし、当庵でも新品で購入した赤樫の小太刀が、組太刀の稽古中に折れてしまったこともあった。

 また、柳剛流長刀の稽古では、打太刀が4尺4寸2分の長木刀を使うので、一般的な木刀に比べると打ち合った際の衝撃が強いかもしれない。

 それにしても、木刀や小太刀に比べて稽古用の木製の長刀は1万5,000円~2万円ほどとそれなりに高価なものだけに、この程度の使用状況で稽古中に折れてしまうというのは、金銭的な負担という点でもいささか納得できない。



 私個人は柳剛流長刀の稽古では、師よりお譲りいただいた時代の物の重厚な白樫製長刀のほか、全日本なぎなた連盟規格の白樫の長刀も使っているが、いずれも強度には問題はない。

 こうした点を考えると柳剛流長刀の稽古では、重厚で強度が十分にあるいわゆる「男長刀」、あるいは細身の長刀でも必ず白樫製の物の使用を推奨するべきであろう。

 質の悪い外材の使用で耐久性がここまで低くなっているとなると、稽古上の安全面や稽古者の費用負担の面からも、残念ながら現行の赤樫製の武具は、当庵としては稽古に使用できないと言わざるをえない。

 個人的には、赤樫の木製武具の手触りや質感は嫌いではないだけに、まことに残念なことである。

 (了)
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