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演武前の定例稽古/(柳剛流)

2018年 04月28日 23:59 (土)

 本日の定例稽古では、今週末の演武に向けて、みっちりと柳剛流の組太刀を行った。

 剣術では、特に「右剣」と「左剣」を何度も繰り返す。

 打太刀を執りながら、門人にポイントや修正点を1つずつ指導していると、

 「この2つの形は、柳剛流の初学の門であり、極意でもあるのだなあ」

 と、しみじみ思う。

 柳剛流といえば、「断脚之術」(脚斬り)と「跳斬之術」(跳斬り)であるわけだが、そのエッセンスのすべてが、この2つの形に凝縮されている。

 しかもそれだけでなく、脚斬りの弱点といわれる上段からの斬撃への対応、拍子の位、入り身の体捌き、受け流し、(受け技としての)抜き、正面斬り、袈裟斬り、小手斬りなど、柳剛流剣術の基本的な技が、この2つの形に全て組み込まれているのだ。

 往時の稽古では、切紙の許しを目指す初学者は、ひたすらこの2つの剣術形を鍛錬したというのも、実感として納得できる。

 剣術の次は、突杖(杖術)。

 柳剛流の突杖は、別名「突之刀法」とも呼ばれ、杖術の専門流派の形などに比べると、極めてシンプルで単純な技法となっている。

 打太刀の斬撃に対して、弾き、外し、留め、押さえ、そして突く。

 こうした簡素な業の体系に、私は柳剛流という「農民剣法」ならではの、質実剛健な勁(つよ)さを感じる。



 ひとしきり門人を相手に打太刀を執った後は、小半刻ほど柳剛流居合を抜く。

 先のブログでは、「最近はそこその間、稽古を続けられるようになった」、などとと書いたけれど、わずか30分間ながら、黙々と5本の形を抜き、飛び違いを続けていると、やはり結構な負担が足にかかるものだ・・・・・・(苦笑)。

 その後、再び打太刀を執り、さらに神道無念流立居合も指導する。

 こうして3時間の定例稽古は、あっという間に終了。

 心地よい疲労を感じながら、帰路についた。

 (了)
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