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柳剛流の重層的な稽古体系/(柳剛流)

2018年 02月22日 00:58 (木)

 本日も仕事が夜半まで押してしまったため、拙宅内にて柳剛流備之伝、備フセギ15ヶ条秘伝、そして剣術と居合、突杖の稽古を行う。

 以前まで深夜の室内での稽古では、剣術にせよ居合にせよ、跳び違いの際の足音や衝撃が課題であった。

 しかし、師よりご指導いただいた柳剛流居合における口伝の鍛錬法の成果で、最近になってようやく、深夜の屋内でも足音や衝撃をあまり気にせず、跳び違いができるようになってきた。



 本ブログでもたびたび指摘してきた通り、総合武術である柳剛流は、剣術~居合~長刀(なぎなた)の「術」が、それぞれ連関し円環していることが特長で、剣術の鍛錬のために居合があり、それらを仕上げるために長刀があり、長刀に熟練することで剣術がさらに深まるという、重層的な稽古体系の構造となっている。

 稽古を通じて、柳剛流は剣・居・長刀がそろうことで初めて、その「跳斬之妙術」と「断脚之術」が活きた業として磨かれていくのだということを、しみじみと実感できる。

 一方で、これらの技術的な連環から外れている柳剛流突杖(杖術)は、未だ剣に熟練していない初学者、往時の農民や町人でも比較的容易に習得できる、即応性の高い武技として位置づけられているように思われる。

(とはいえ突杖の技法が簡単だというわけではない。むしろある意味で、剣術や居合以上にシビアな難しさを秘めているともいえる)

 そして殺活術は、免許者が武芸者として嗜むべき秘伝として伝授されたのであろう。


 全体として形の数こそ少ないものの、こうした重層的な古流武術の術技を、系統立てて学ぶ事ができるというのは、総合武術たる柳剛流の大きな魅力といえるだろう。

1705_柳剛流長刀_モノクロ
▲柳剛流免許秘伝の長刀「左首巻」

 (了)
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