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柔(やわら)の稽古/(古流柔術)

2018年 02月13日 09:21 (火)

 昨晩の稽古は柔術を中心に行った。

 といっても、自宅での自主稽古なので相手がいない。

 捕りにせよ受けにせよ、柔(やわら)の稽古というのは、相手がいないとままならないものなのであるが、こうした点で、柳生心眼流は素振りがあるのでありがたい。

 まずは、表、中極、落、切と、素振り二十八ヶ条を行う。

 元々空手道で培われた打撃感覚が強かったこともあり、心眼流を習い始めた当初は、その動きになかなか体の感覚がなじまなかったのであるが、最近になってようやく、心眼流の素振りが体になじみ始めてきたかなという感覚が(わずかだが)してきたように思う。

 当身についても、当初は独特の柔らかい握りに対する違和感が強かったが、最近では掌と拳それぞれの特長を兼ね備えた心眼流独特の握拳で、「当てられるな」という実感が少しずつ育ってきた。

 次いで、取放と取返の各七ヶ条を復習。さらに、実践応用稽古を行う。

 柳生心眼流の体動のある部分は、柳剛流剣術に含まれる体術的技法にも通じるところがあり、その辺りについても念頭に置きながら稽古をする。

 心眼流に続いては、水月塾制定日本柔術。

 初伝逆取から中伝逆投までの動きを、単独動作で復習する。

 ここで、当身の部位を確認していた時にふと思ったのであるが、楊心流系の殺では、右肋は「稲妻」または「電光」、左肋が「月影」というのが一般的だが、柳剛流の殺活術では、右肋は「右脇」、左肋が「稲妻」となっていることに改めて気づく。

 この点は注意しておかないと、「稲妻」の部位を混同してしまいそうだ。

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▲仙台藩角田伝柳剛流の殺活術では、右肋は「右脇」、左肋は「稲妻」と称す。これは昭和14(1939)年の伝書でも、文久2(1862)年の伝書でも同様である


 稽古の〆は柳剛流の殺について、当身の単独動作を行いながら部位を確認。

 仙台藩角田伝柳剛流の殺十八ヶ条に加え、武州岡安伝柳剛流の殺十三ヶ条と五ヶ所大當も復習する。

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▲武州岡安伝柳剛流の殺活術に伝えられた「五ヶ所大當」


 現在、私の武術修行の本義は柳剛流と手裏剣術であるが、そもそも自分の武術修行の始まりは12歳から始めた柔術であったこともあり、柔の稽古は実に楽しく興味深い。

 幸いなことに、今年からは翠月庵でも門下諸子とともに柔術の稽古がしっかりとできるようになったので、今後もさらに稽古を積んでいきたいと思う。

 (了)
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