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一陽来復/(身辺雑記)

2017年 12月22日 10:45 (金)

 本日は冬至。

 易では昨日で1年間の陰が極まり(坤)、冬至の今日から陽が芽生えてゆく(復)。

 これがいわゆる、「一陽来復」である。

 ゆえに本邦の易者は、冬至の日にこれから1年の運勢を占うのが習わしとなっている。

 いわば冬至は、易者の元日ということだ。

 もっとも私は、1年の運勢は占わない。

 なぜなら、

 「善く易を為(おさむ)る者は占わず」(荀子)

 だからである。


 今日からの1年も易の教える「潜竜」のごとく粛々と、柳剛流をはじめとした古流武術と手裏剣術の稽古に励んでいこう。


 潜竜用いるなかれとは、何の謂ぞや。
 子曰く、竜の徳あって隠るるものなり。
 世に易(か)えず、名を成さず、世を遯(のが)れて悶(いきどお)るなく、是とせ見(ら)れざれども悶るなし。
 楽しめばこれを行い、憂うればこれを違(さ)る。
 確乎としてそれ抜くべからざるは、潜竜なり。


(潜竜を用いるなかれとは、いかなる意味か?
 孔子は言う。竜のごとき徳、聖人の徳がありながら、最下層に隠れている人のことである。
 世の中の移り変わりによって主義を変えることもなく、世間に名を出そうともしない。世に用いられずに隠遁していても、むしゃくしゃすることはないし、だれにも正しいとされなくても、不平を抱くことがない。
 世に「道」があって社会的活動がこころよく感じられるときは、その「道」を世に行い、乱世で我が身が汚される憂いのあるときは、ただちに俗に背を向けて去る。
 このように確固として、その志を奪えないもの、それが潜竜である)


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▲易の卦辞と爻辞のみに着目して注釈を加えた、朱子の著作である『周易本義』の訳書。彖伝や象伝をあえて加えない朱子の訳注はシンプルだが、それだけに易の本質に鋭く迫っているともいえようか・・・

 (了)
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