FC2ブログ

03月 « 2020年04月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 05月

”翠月庵の”刀法併用手裏剣術~その5 四本目「右敵」/(手裏剣術)

2009年 07月14日 10:00 (火)

 翠月庵の刀法併用手裏剣術、四本目は「右敵」である。

 型の動きは以下の通り。

1 右方向の相手に向け打剣(逆手打ち)
2 左足を踏み込みつつ抜刀
3 右足を踏み込んで正面斬り
4 残心、納刀


 さて、この型は、藤田西湖伝の「実戦の臨むときに第四」が原型となっている。



 藤田伝では、打剣のあとその場で抜刀・正面斬りとなっており、運足は特に示唆されていない。そこで翠月庵では、右足を半歩踏み込んで打剣→左足→右足踏み込み正面斬り、という運足を原則とした。

 これは”刀法併用手裏剣術の間合は、実質二間前後”という、原則に基づいて設定したものである※。

 また打剣に関してだが、この型では我の右に位置する敵へ、逆手打ちを行う。逆手打ちも、完全な水平方向の動きの逆手打ち(逆のサイドスロー)から、右袈裟風、我の腕をくぐるようにして一度腕を
頭上にとり真っ向正面から振り下ろすなど、いろいろな変化がある。

 経験上、初学者は、1.真っ向正面の振り下ろし、2.右袈裟風、3.逆サイドスロー、という順番で稽古を進めていくと良い。


※”刀法併用手裏剣術の間合は、(対槍でなければ)実質二間前後”という原則は、当庵と無冥流・鈴木崩残氏との技術交流の結果に導き出された原則である。その結果、2年ほど前の2007年秋の段階で、すでにWEB上の動画や論文などで明言している。
 それ以前に、WEB上はもちろん、書籍・論文資料等でも、刀法併用手裏剣術における間合問題について、現役の武術・武道人が論じた、文言、発言、論文等は、私の28年間の武術・武道稽古・研究のなかでも、聞いたことがないことは、ここに改めて明言しておく。

関連記事
スポンサーサイト