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秘伝ノ長刀ヲ伝授ノ上ハ、諸流剣術多シト雖モ負クルコト、コレ有ルマジク候/(柳剛流)

2017年 10月05日 09:54 (木)

1710_松代演武_柳剛流長刀
▲柳剛流長刀 「左首巻」(打太刀:小佐野淳師 仕太刀:瀬沼健司)



 つい最近まで、残暑の厳しさにげんなりしていたのが、さすがに中秋の名月も過ぎて、灼熱地獄の武州・中山道もすっかり秋めいてきた。

 武芸の稽古にはうってつけの季節だけに、過酷な生業の合間を縫って、太刀をとり長刀を振るう。

 すでに何度かここで触れてきたように、柳剛流の長刀は免許秘伝の奥義であり、流祖・岡田惣右衛門は、

 「秘伝ノ長刀ヲ伝授ノ上ハ、諸流剣術多シト雖モ負クルコト、コレ有ルマジク候」


 と、記している。

 もっとも、剣術に比べて間合で圧倒的に有利な長刀だけに、「負けることなし」というのは、ある意味で言わずもがなであろうが、このように断言する文言に、流祖の「術」に込めた強い想いが感じられる。

 今から200年以上も前、流祖が心血を注いで編み出した長刀の「術」を受け継ぎ、流祖生誕の地であるここ武州にて日々それを鍛錬し、志ある門下にそれを伝えられるというのは、市井のいち武術・武道人である自分としてはたいへんに誇らしく、また責任の重さを痛感する。


 現在 武術伝習所 翠月庵/国際水月塾武術協会埼玉支部では、当庵筆頭で手裏剣術師範代を務めているY氏と、剣術指南処 幽玄会代表で夢想神伝流組太刀免許皆伝のU氏の2名が、柳剛流長刀の習得に熱心に励んでいる。

 (了)
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