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オークションに出品されていた柳剛流の起請文/(柳剛流)

2017年 07月03日 00:06 (月)

 先日、ヤフーオークションに、柳剛流の起請文が出品されていた。

 もちちろん、私も入札をしたのだが、最終落札価格はなんと5万1000円(!)であった。

 いくらなんでも、この値段では手が出ず、途中であえなく脱落。なにしろ今の私には、エアコン代が必要なのだ(前々回のブログ参照のこと)。

 貧者の悲しみである・・・・・・(苦笑)。



 それにしても、今回出品されていた紀州藩田丸伝柳剛流の起請文は、画像を見る限り本文の文面自体は、特段、珍しいものではない。

 しかし巻末の署名等を見ると、柳剛流を学び研究する者としては、この起請文の授受の経緯は、たいへんに興味をそそられるものである。

 そこで、落札こそできなかったものの、オークションに出品するために、出品者が公開した画像数点について、保存をしておいた次第である。

1707_起請文
▲今回、ヤフーオークションに出品されていた、田丸伝柳剛流の起請文の巻末



 柳剛流の起請文については、いずれも二次資料ではあるけれど、私は武州系と角田伝のものを複数確認している。

 それらは各々文面が異なっており、また今回の田丸伝の起請文についても、オークション出品時に示された断片的な写真を見る限り、内容は武州系のものとも、角田伝のものとも異なっているようだ。

 かなう事ならば、今回の起請文に限ったことではないけれど、こうした史料を入手した人は秘蔵するのではなく、webでも論文でも出版物でも構わないので、ぜひ内容や研究結果を公表してほしいと思う。



 柳剛流の貴重な史料を手に入れ損ねた代わりというわけではないが、昨晩の稽古では柳剛流剣術の備之伝、備十五ヶ条フセギ秘伝から、切紙の「右剣」「左剣」、目録の「柳剛刀」6本まで、みっちりと普段以上に気を入れて行った。

 私に有り余るほどの十分な資産があれば、存分に資金を使ってこうした史料を集め、散逸しないようにして保存・公開する、柳剛流資料館兼稽古場「翠月庵」を建てるのであるが・・・・・・、ま、それは夢のまた夢。

 赤貧洗うがごとしの毎日を生きる、市井の柳剛流修行者である私は、師より伝授していただいた仙台藩角田伝柳剛流の四術(剣術・居合・突杖・長刀)の実技研鑽と伝承、そしてできる範囲での調査・研究に専念するのみである。


  ~敵と見る心そ我遠立てにけり
                柳は緑り花はくれない(柳剛流 道歌)~



 (了)
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