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水戸漫遊食べある記/(旅)

2009年 06月06日 00:58 (土)

 すでにみなさん、拝見済みかとは思いますが、無冥流の鈴木崩残さんの、精密打剣の動画です。

 これがどれだけたいへんな事かは、手裏剣術者なら分かるはずですし、斯術を嗜む者は必見の動画でしょう。

 http://www.youtube.com/watch?v=xymPHAAj-qQ&feature=channel_page


                   ※   ※   ※   ※   ※   ※


 さて、今回の編集部からの依頼は、「開藩400年にわく水戸を漫遊せよ!」というものであった。

 早朝、田町駅でカメラマン氏と待ち合わせ、常磐道を北へ向かう。

 私は、一応、国内の旅行取材に関しては、関東甲信越がメインエリアなわけだが、実はそのなかでも茨城県というのは、最も取材経験が薄いエリアである。実際のところ、「これぞ茨城!」っというイメージが、今ひとつ湧かないのだ。茨城のみなさん、ゴメンナサイ。

 そんなこんなで、10年ぶりに訪れた水戸は、想像以上に開けた町であった。もっとすすけたイメージがあったのだが、まあ初夏の陽気ということもあり、明るい雰囲気である。

 まず最初は、創業から157年という、超老舗のうなぎ店へ。露地から玄関に入り、通された座敷は、きちんと床の間が設えられ、なんと私の大好きな青磁袴腰香炉が鎮座しているではないか! 坪庭にはツツジが咲き、飛び石に水が打たれている。

 完璧である。和のもてなしである。

 銘仙の着物も華やかな仲居さんが運んでくれるうな重は、意外にさっぱりとした淡麗な味わいのタレが印象深い。和の設えの個室で、上品な味わいのうなぎを堪能する、なんとも贅沢なひと時である。

unagi.jpg
▲螺鈿の重箱も雅。味わいも、なんとも上品なうな重である


 極上のうなぎの次は、常陸名産・奥久慈しゃもの親子丼の店へ。

 某時代小説の有名な軍鶏鍋屋と同じ屋号のその店は、軍鶏を使った親子丼が人気で、ランチタイムには、これを目当ての客が引きもきらない。確かに本式の軍鶏鍋はそれなりに高価だが、親子丼なら手頃な値段で味わえるというものだ。

 親子丼
▲旨みと歯ごたえ、そしてヘルシーさが奥久慈しゃもの特徴


 うな重に親子丼と、ごはん物2連発の後は、やはり麺。

 人類は麺類である。

 水戸の名物麺といえば、あの水戸黄門こと義公・徳川光圀も賞味したという、ラーメンがある。ご老公が味わったレシピを元に再現されたのが、現在の「水戸藩ラーメン」だ。市内にある複数の飲食店で味わうことができる。今回我々は、市街からちょっと離れた中華料理店Kで、この水戸藩ラーメンを取材した。

水戸藩ラーメン
▲お銀も食べたのか? 水戸藩ラーメン


 麺は小麦粉とレンコンの粉をブレンド。火腿(中国風チャーシュー)をスープのベースにしているという。味わいは淡麗で魚臭くない東京ラーメン、あるいは古きよき時代の支那ソバといった感じだ。麺は汁を吸ってしまっても伸びてだれない中華麺風で、これまた素朴な味わい。また医食同源の思想から、クコや松の実をはじめ、ニンニンク、ニラ、ショウガ、ネギ、ラッキョウと、5種の薬味がついてくる。具は青梗菜に脂身の少ないチャーシュー、シナチク、シイタケとなる。

 全体に、中国料理風の趣が色濃いラーメンで、取材前は「しょせんは色物だろ・・・」などと見くびっていたのだが、中華料理好きの私としては、たいへんおいしくいただくことができた。

 さらに、これら料理取材の合間には、和菓子舗2軒と造り酒屋1軒を取材。

 ご当地グルメを味わい、甘味に喜び、銘酒に酔う・・・。

 いやはや、これぞ旅行記者の醍醐味というものである。

 そりゃあ、メタボにもなろうってもんだ。

 (了)

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