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稽古自粛のため、柳剛流の一人稽古/(柳剛流)

2020年 03月22日 00:46 (日)

 新型コロナウイルス感染症予防のため、まことに残念ながら翠月庵の定例稽古は中止。

 このため拙宅にて、一人稽古に励む。

 本日は柳剛流の長木刀をせいせいと振るいたいので、屋内ではなく団地の私道で1時間半ほど汗を流した。

・準備運動/四股(50回)
・柳剛流/備之伝、備十五ヶ条フセギ秘伝、素振り、剣術、長刀
・柳生心眼流/素振二八ヶ条
・整理運動/四股(50回)

 仙台藩登米伝柳剛流の大家であった沼倉清八師範は、柳剛流の剣に加え、柔(やわら)として柳生心眼流の免許皆伝でもあったという。

 偉大な先達に自分如きを重ね合わせるのはおこがましいのだけれど、柳剛流の剣を振るい、その後、心眼流の当身拳法を鍛錬していると、

「かつて、沼倉師範もこのように稽古をされたのだろうか・・・」

 などと、想像の翼が広がる。

 なおちなみに、私たちが伝承している仙台藩角田(丸森)伝柳剛流剣術の師範方の多くは、心極流の躰術を兼修されている方が多かったと伝えられている。

2003_柳剛流_佐藤新治先生碑
▲柳剛流剣術と共に、心極流躰術の伝承にも努めたと伝えられる、伊具郡丸森町にある佐藤新治先師の頌徳碑



 ところでニュースによれば、埼玉県知事やコロナ対策担当の国務大臣が開催自粛を要請しているにも関わらず、今日、埼玉スーパーアリーナで1万人規模の観客が集まる格闘技のイベントが行われるのだという。

 今この時期に、この状況の中で、県や国の要請を無視して、密閉空間に1万人以上を集めて格闘技の興行を強行するというのは、疾病予防や公衆衛生という観点からみれば、人々の生命を危険にさらす、

「テロ行為」

 に等しいといって、過言ではないだろう。

 現在、埼玉県内では多くの武道やスポーツ関係者・団体が、新型コロナウイルス感染症の流行を防ぐために、稽古や試合、イベントなどを自主的に控えているなかで、このような大規模な格闘技イベントを、行政の自粛要請を無視して行うというのである。

 しかも、イベント主催者は感染予防のために十分な対策をするとしているのだが、その具体的な内容を確認したところ感染症対策としてはお寒いかぎりで、到底、クラスターの発生を予防できるとは思えない。

 こういう無責任で、金儲けしか考えていないきわめて利己的な行動に対して、埼玉県民として、また地域で伝統武道の振興に携わっている者としても、非常に強い憤りを感じる。

 このように、営利優先で公共の福祉や地域の安全を考えない、

「反社会的な活動」

 を平気で行える無神経さ、公衆衛生に対する鈍感さ、つまり社会性の低さゆえ、「K-1」という格闘技は公共性のあるスポーツにはなりえず、しょせんは「色物の興行」としてしか、社会に認知されないだろう。

 武道関係者はもとより、スポーツとしてまじめに格闘技に取り組んでいる多くの人たちは、こうした「興行系格闘技」の反社会的行為に対し、もっと真剣に怒るべきだと私は思う。

 (了) 
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