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ある日の一人稽古~柳剛流兵法/(柳剛流)

2020年 03月12日 02:02 (木)

 さて、今晩は柳剛流の稽古。


1.有酸素運動/エアロバイクを最大負荷で(30分)
2.ストレッチ各種
3.筋トレ(下記のメニューを15分以内で)
・プレスアップ(横)×20、クランチ×20、ランジ×20、レッグレイズ×20、小太刀片手素振り×60、ベントニーシットアップ×20、カーフレイズ×100、サイハンドスライド×20、プレスアップ(縦)×20、レッグレイズ×20、リアシザーズ×50、ツイストクランチ×20
4.柳剛流兵法(40分)
・備之伝/上段、中段、下段、向青眼、平青眼、斜青眼、中道、右陰、左陰、下陰、八艸、頓保、丸橋、右車、左車
・備十五ヶ条フセギ秘伝
・剣術(右剣、左剣、飛龍剣、青眼右足刀、青眼左足刀、無心剣、中合刀、相合刀)
・居合(向一文字、右行、左行、後詰、切上)
5.刀の手入れ(10分)

 以上、合計95分。 
  1908_柳剛流_新武館にて


 柳剛流において、一人稽古の根幹となるのは居合である。

 このため柳剛流居合の形は、実践のためのスキルというよりも、柳剛流の術技が自由自在に遣える、「身体を作る」ための鍛錬という意味合いが色濃い。

 こうした点を念頭に、切紙を目指す初学者は、まずは丁寧に形の動作を覚えることを心がけてほしい。

 一方で、切紙以上の修行人は、柳剛流の真面目たる「跳斬之術」を習得するための鍛錬として、徹底的に居合を抜き、跳び違いでの斬撃を繰り返し、強い下半身を作ることが重要だ。

 その際、補助的な鍛錬として、新聞紙を一枚広げ、その上で飛び違いながら、新聞紙を破らずに居合を抜くという鍛錬法がある。

 切紙以上の者はこの鍛錬法を、積極的に一人稽古に取り入れると良いだろう。

2003_柳剛流_居合


 なお居合の稽古に関して、翠月庵では行田稽古場での稽古の場合、特に初学者には居合稽古用の模造刀使用を推奨している。

 これは、行田稽古場は野天稽古場のため、真剣を使う場合に風雨や雪などの心配があること(刀が錆びる、柄が傷む・・・)、また指導上、時として初学者に対しては、刀身に触れて指導をする場合があるためである。

 一方で、初学者でも真剣を所持している人は、自宅での居合の稽古では、模造刀よりも真剣の使用が望ましい。

 当然ながら、切紙以上の者で真剣を所持しているなら、自宅での居合稽古では、真剣の使用が大前提だ。

 これは言うまでもないことだが、いくら居合の稽古用といっても模造刀は所詮は模造品。

 真剣と模造刀とでは、形而上下あらゆる意味で、武具としての「重み」(単なる重量のことではない)が違うのである。

 ゆえに剣術者たるもの、己の心丹を錬るためにも、居合の一人稽古ではできるだけ真剣を用いるべきだ。

 我々は常に、「触れれば切れる」「振るえば相手を打ち殺す」、極めて殺傷力の高い武具を扱う「業」=「術」を鍛錬しているということを、忘れてはならない。

 また、刀匠が心魂を込めて打った日本刀は「惟神の霊器」ゆえ、稽古後の刀の手入れも大切な「心の稽古」だ。

 きちんと端座・面壁し、丁寧に愛刀を手入れすることは、武人の嗜みと心得るべきである。

 (了)
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