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ララバイ・オブ・ユー/(身辺雑記)

2020年 04月03日 00:25 (金)



 (了)
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布マスク2枚/(身辺雑記)

2020年 04月02日 11:20 (木)

 ついに、埼玉県内の新型コロナウイルス感染者が100名を超えた。

 1日あたりの全国の感染者数も、昨日は過去最高を記録したという。

 事ここに及んでも、相変わらず政府は無策で、補償もせずにただ自粛を促すのみ。

 それどころか、

「各世帯に布マスク2枚を配布します!(キリッ)」

 ってね、ほんとバカにしてんのかと(怒)。

 医学的には、感染症予防に関して布マスクは、ほとんど意味が無い。

 あのバカを当選させ、7年も8年も政権の座に居座り続けさせている人たちは、責任取ってなんとかしろよなと、しみじみ思う。



 現在、コロナ感染爆発の世界的な中心は、欧州から米国へ移っているが、全米に先駆けて都市封鎖を行ったロスアンゼルスがなんとか感染爆発を抑え込んでいるのに対し、L.A.よりも都市封鎖が1週間遅れたニューヨークは、事実上の医療崩壊によって大量の感染者、そして死者を出しているという。

 このN.Y.の現状が、3週間後の東京や首都圏の姿でないことを祈るばかりだが・・・。

 数日前から、

「近いうちに首都封鎖」

 といった風評が、あちこちから聞かれるようになった。

 実際に、日本医師会は3月30日に「一刻も早い緊急事態宣言を」との声明を出し、それでも何もしない無策なアベ政権に業を煮やし、ついに日医独自で「医療危機的状況宣言」を発表している。



 本当に首都封鎖となれば、私は今抱えている3本の原稿以降、仕事がなくなってしまうことが予想され、そうなれば無収入となる。

 無収入となると、わずかな蓄えを取り崩すことで1~2か月くらいは持ちこたえられるが、それ以上は無理だ。

 一方で、日本のコロナ感染爆発の最初のピークは5月中旬から6月、収束には年を越して来年までかかるという指摘もある。

 となると、いよいよ本当に生活保護の申請を考えなければならない。

 いやほんと、マジですよ。

 そこで諸外国のコロナ関連経済対策をみると、ドイツは賃金の6割にあたる休業補償をするのだという。

 米国は大人1人当たり、およそ13万円の給付を決定した。

 コロナを制圧しつつある韓国は、8万5,000円の現金支給をするという。

 そして我が国は、布マスク2枚。

 ・・・・・・。

 しかも個人に対してではなく、1世帯に対して2枚というセコさだ。

 もうね、ここまで無為無策でバカげていると、怒りを通り越して笑うしかない。

 貧乏人や零細な自営業者は死ねと。

 この国の権力者たちのやり口は、秩父事件の昔から何も変わっていない。

 一方で首相夫人は、お気に入りの若いタレントや取り巻きを侍らして都内のレストランで飲みたわくれ、花見に興じている。

 あるいは、あのできの悪いチンピラのような財務大臣の1年間の会食費は、2,000万円をこえているのだとか。

 末法の世だ。



 今、街の片隅の暗がりで生きる流れ武芸者たる私にできるのは、生活費の切り崩し期間を1日でも引き延ばすべく、玄米粥をすすり自家製の漬物をかじりながら、野良犬が静かに牙を砥ぐように、ただ粛々と己の業を磨くのみ。

 昨晩もエアロバイクをこいでから筋トレをこなし、柴真揚流柔術の諸術(組太刀、棒、小太刀居合)を半刻ほどおさらいし、最後に当身台へ怒りの拳足を叩き込んで稽古をしめた。

 ま、悪疫と悪政のはびこる21世紀の日本では、やっとうもやわらも何の役にも立たないが、自刎の参考くらいにはなるかもしらんね(苦笑)。

2003_ペスト
▲書架から久々にひっぱりだした、『ペスト大流行: ヨーロッパ中世の崩壊』(村上 陽一郎著/岩波新書)。今これを読むのは、リアリティがある

 (了)

なごり雪、雪見酒、柴真揚流柔術の稽古/(身辺雑記)

2020年 03月30日 10:33 (月)

 新型コロナウイルス感染症対策のため外出自粛が促されるなか、先の週末は思わぬ大雪となった。

 拙宅周辺も5cm以上は積もっただろうか。

 こんなことを書くと鈴木牧之さんに怒られてしまいそうだが、雪の少ない伊豆育ちの私は、雪が降り積もるのを見ると五十路を過ぎた今も、なんだかワクワクしてしまう。

200330_雪
▲未明から降り出した雪が、みるみる降り積もっていった



 本当は終日みっちりと原稿を書かねばならないのだが、部屋の窓越しに深々と降る雪を見ているとなんとも言えない気分になってしまい、まだ日が暮れる前から蚕豆と蛍烏賊を肴に、人肌燗の酒を一杯。

 鶴澤清治の太棹を聞きながら、さらに杯を二杯、三杯。

 岩波の『日本刀』(本間順治著)を読みながら、四杯、五杯。

 書物から目を離し、杯を手に窓の外の雪を望めば、死んでしまったふた親や、もう数十年も会っていない旧友のことなどが思い起こされ、しんみりとした心持ちとなる。



 いつのまにか酔いつぶれて寝てしまい、目覚めるとすでに外は暗く、雪も降りやんでいた。

 酔いと郷愁からの寝覚めというのは、いささかほろ苦いものだ。

 熱めの風呂につかってアルコールを抜き、洗いたての稽古着に着替え、今晩は柴真揚流の稽古。

 柔術表早業の立合投捨、1本目の「馬手捕」から15本目「三人捕」までをおさらい。

 次いで、当身台への打ち込み。「馬手捕」や「弓手捕」にある、当身での当て倒しから蹴足での止めを念頭に、当身台へ拳足を打ち込む。

 そして稽古のしめに、素抜(小太刀居合)を遣う。



 疫病が猛威を振るい、世の中がなにやら騒然としているが、できうるかぎり平静に、いつも通りの日常を失わないようにしたいものだ。

200330_柴真揚流
▲拙宅の稽古場にて。端坐調息の上、柴真揚流柔術の稽古


「世間では、独身男ほど楽しいものはないと言ってるけど、それはまちがいだね。どうせただ年をとって、達者なだけで意地の悪いじいさんになるだけのことさ」(スティーヴン・キング『ザ・スタンド』)

 (了)

五十路の養生/(身辺雑記)

2020年 03月28日 00:39 (土)

 今晩は、夜桜を借景にして柳剛流の稽古。

 拙宅前の川沿いに続く桜並木は、例年よりも1週間以上も早いがもう満開で、巷のコロナ騒ぎが嘘のように美しく咲き誇っている。

 春の夜らしい、少し質感のあるとろりとした夜風に吹かれながら、半刻ほど4尺4寸2分の長木刀を振るう。

 今日は特に、「左剣」と「中合刀」に集中。

 柳剛流剣術の形=業の中でも、この2つは最も高度な跳び斬りの「術」を要求されるものだ。

1805_柳剛流_剣術_中合剣
▲柳剛流剣術 「中合刀」



 稽古後、ここ最近、持病である手根管症候群によるしびれが再び出てきたので、灸をすえた。

 手根管症候群は、もう10年来の長患いなのだが、だましだまししながら付き合っている。

 大陵と臂臑の2カ所に灸をすえると、しびれがだいぶ楽になる。

 また最近、左の肩にも痛みが出始めたので、左腕の臂臑にも灸をすえると、かなり肩の痛みが楽になった。

2003_お灸
▲右手のしびれが激しい時は、大陵に灸をすると楽になる


 
 さらに、なんとなく疲労感が強いので、補中益気湯を飲んでおく。

 この漢方薬は、私にとって万病に効く特効薬だ。

 特に肉体疲労や夏バテには欠かせない。

 ただしこの薬、いささか値段がお高いのが玉にキズである。



 若い頃の無茶や長年に渡る不摂生のせいか、五十路ともなると古傷や加齢の影響で、そこら中に痛みや不調が表れてくる。

 それらを抱えた上であと20年、人生の終盤に向けて、どれだけ長く稽古が続けられるか?

 そこで重要なのが、養生を学ぶことだ。

 武術・武道人たるもの、身体の壊し方だけでなく、癒し方も学んでおかねばならない。

 ま、20代や30代の若い人らには、こうした心境は分かんないだろうけれども、オジサンたちにとっては深刻な問題なんですヨ(苦笑)。

2003_漢方
▲私の養生には、お灸と漢方薬が欠かせない

 (おしまい)

令和方丈記/(身辺雑記)

2020年 03月27日 05:23 (金)

 「感染爆発の重大局面」と、都知事が発表した翌日、こんなタイミングに限って、都内で終日打ち合わせ&インタビュー取材。

 てっきり当日朝に中止の連絡があるかなと思っていたのだが、そんな連絡はいっこうに無く、朝の通勤ラッシュのピークが終わった直後、乗車率120%くらいの電車に1時間ほど乗って東京へ。

 都心の巨大オフィスビルで、6畳ほどの狭い会議室に7人が集まって半日がかりの打ち合わせ。

 ちなみに、窓は空かない・・・。

 そして午後は、12畳くらいの会議室で、8人が集まって約2時間のインタビュー。

 ここも、窓は空かない・・・。

 そして、帰宅ラッシュ前の乗車率140%くらいの電車に乗って帰宅。

 こりゃあ、コビット19も蔓延するだろうねと、しみじみ思う。

 来週、東京の1日あたりの感染者数は、100人単位になるだろうか?



 帰宅して家のドアを開けたら、部屋に入る前に洗面所で、平家物語の冒頭「祇園精舎」をゆっくり暗唱しながら約30秒の手洗い、そしてうがい。

 そのまま廊下で服を脱いで、すぐに浴室に入り、シャワーを浴びてからようやく自室に入る。

 脱いだスーツは部屋は入れず、ベランダにつるしておく。

 スマホもアルコールを吹きかけて拭く。

 ここまでやっても、感染症予防としては気休め程度だ。

 ま、なにもしないよか、マシなんだろうけれどもね。



 翠月庵の稽古は、今週末の28日、そして来週末の4日と、引き続き向こう2週に渡って中止することとした。

 結果として3月は、丸まる1か月の休みとなり、4月になっても稽古再開のめどはたっていない。

 これだけの長期間、行田稽古場での定例稽古を休むのは、結庵以来、この12年間で初めてだが、しかたあるまい。

 柔(やわら)はもちろん、剣術にしても、今は到底、誰かと接して稽古をする時ではない。

 これは自分自身を守るためであり、また門人諸氏とそのご家族の安全を守るためでもある。

 そういう意味で、本当に無神経で無責任だなと思うのは、ネットなどを見るといまだに、都市部であるにも関わらず人を集めて、しかも屋内で稽古を実施している武術団体がちらほらあることだ。

 こうした団体の代表者なり指導者たちは、飛沫感染やエアロゾル感染、不顕性感染に関してどのような理解をしているのだろう?

 また、今回の新型コロナウイルス感染症の高い感染力や致死率について、どう考えているのだろうか?

 彼らは自分自身、そして弟子とその家族の生命を危険にさらしていることに対する、自覚が無さすぎる。

 さらに、無自覚に感染症を広げる行為を改めないという点で、社会の安寧を損ねているわけであり、そういう意味で社会人としての規範意識が低く、武人としても失格だ。
 

 
 肉体的にはそうでもないが、この時期にノコノコと悪疫が蔓延する都市部に出かけたことで精神的に疲れたのか、晩酌後に抹茶を一服したところ、はからずもそのまま眠ってしまった。

 しかし、うとうととしつつも、

「ああ、今晩はまだ稽古をしてないぢゃあないか・・・。つうか、ぬか床もかき混ぜなきゃ・・・」

 などという意識があるためか熟睡もできず、結局3時過ぎに目覚めてしまう。

 そこで、もそもそと稽古着に着替え、小半刻ほど柴真揚流の稽古。

 柔術表早業の居捕、「左巴」から「二人捕」まで17本をおさらいし、当身台への打ち込みで稽古終了。

 その後、ぬか床をかき混ぜて人参を仕込んでおく。

 明日の朝には、よい頃合いに漬かっているだろう。

 そのまま、なんとなく眠ることもできず、こんな駄文をつらつら書いている次第。

2003_茶

 静かなる暁、このことわりを思ひつづけて、みづから心に問ひていはく、世を遁れて、山林に交るは、心ををさめて道を行はむとなり、しかるを汝、すがたは聖人にて、心は濁りに染めり、栖はすなはち浄名居士の跡をけがせりといへども、たもつところはわづかに周利槃特が行にだに及ばず、もしこれ貧賤の報のみづから悩ますか、はたまた妄心の至りて狂せるか。
 その時、心さらに答ふることなし。
 ただかたはらに舌根をやとひて、不請阿弥陀仏両三遍申してやみぬ。
 時に建暦の二年、弥生のつごもりごろ、桑門の蓮胤、外山の庵にしてこれを記す。
(『方丈記』鴨長明)


 (おしまい)